Jアラート試験 諫早市で22日に不具合 無線など自動起動せず 長崎

 長崎県諫早市は22日、ミサイルの発射や災害に備え総務省消防庁が同日実施した全国瞬時警報システム(Jアラート)の全国一斉伝達試験で、八つの情報伝達手段のうち、防災行政無線と緊急告知防災ラジオが自動起動しないトラブルがあったと発表した。
 市によると、起動しなかったのは全366カ所の防災行政無線と、災害危険箇所の住民などに配布している約3460台(2023年現在)の緊急告知防災ラジオ。市側のシステムの不具合が原因で、同日中に復旧を済ませた。市は「適切な維持管理を徹底し、Jアラートが確実に機能するよう努める」とコメントした。

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