大谷翔平の「代わりに打席に立つ」 目見開き唖然…打席直前で“ドッキリ”を仕掛けたワケ

ドジャース・大谷翔平【写真:Getty Images】

大谷が打席に行こうとしたところでロハスが制し「代わりに打席に立つ」

■Dバックス 7ー3 ドジャース (日本時間22日・ロサンゼルス)

ドジャース・大谷翔平投手は21日(日本時間22日)、本拠地・ダイヤモンドバックス戦に「2番・指名打者」で出場し、2安打2盗塁の活躍を見せた。この日、ミゲル・ロハス内野手が大谷に「君の代わりに打席に立つ」とジョークを言う場面もあった。

この日、4点を追う8回1死、大谷の打席を迎えたところで、ダイヤモンドバックスは前日20日(同21日)にオープナーとして先発登板したマンティプリーを投入した。大谷は2年ぶりのセーフティバントを成功させた相手だ。大谷がベンチから出ようとすると、ロハスが制しネクストバッターサークルのほうへ。大谷は唖然とした表情を見せ、その場にいたテオスカー・ヘルナンデス外野手は爆笑していた。

ロハスは「私は彼に『バントは必要じゃない。君の代わりに打席に立つ』と、言ったんだ」と会話の内容を明かした。大谷は最初、デーブ・ロバーツ監督がそう言ったと思って驚いていたという。自らのアイデアだったと言い「彼は私が代打なんて信じられないと、ショックを受けていたね」と笑った。

チームは3-7とビハインドで「明るい雰囲気にしたかったんだ」と明かす。「昨日はショウヘイにジョークをしかけけるべき瞬間だと思った」。試合の緊張感を和ませるつもりだった。「ショウヘイとヨシが笑えるような環境を作ることが大事だと思う」。ベテランならではの気遣いでもあった。

過去にフレディ・フリーマン内野手に同じジョークを仕掛けたことがあったという。その際には「さっさと戻りなさいよ!」と言われたことを明かした。「全員いたから、完璧(なタイミング)だったと思うよ」とドッキリ大成功を喜んでいた。(川村虎大 / Kodai Kawamura)

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