大谷翔平「投手最短復帰」はプレーオフか ド軍コーチ「夏の終わりまでに…」

〝投手復活〟はいつになるのか?

米サイト「ドジャースネーション」は22日(日本時間23日)、ドジャースのマーク・プライアー投手コーチが明かした大谷翔平選手(29)の投手復帰への見通しを紹介した。

同サイトでは、MLBネットワークラジオに出演したプライアーコーチの発言を取り上げ「大谷が(投手復帰への)回復の初期段階にあること」をテーマに掲載。同コーチは「正直に言うと、今は彼の打撃を観戦しているだけで楽しいです。だから投手面についてはあまり考慮していません」と現状は投手としての比重はかなり低いことを明かした。

球団サイドも今季中の投手復帰の可能性は限りなく低いことを既に示しているが、一方でプライアーコーチは「もちろん、彼の投球を見守っていますし、夏の間に彼は成長していきます。そして、彼が本格的な投球練習をし始め、マウンドに近づき始めたら、投手に関する話がもっと進展すると思います。投手復帰プログラムを開始し、夏の終わりまでに最終的にどこまで到達するかを見ていきます。そして、うまくいけば、プレーオフまでに、彼がマウンドに上がり、打者と対戦し始めているでしょう」と最短でプレーオフでの投手復帰が可能であることを明言した。

また、同コーチは「選手たちの日頃の様子を見ていると、大谷は私たち投手陣の会話の輪の中にも間違いなくいる。彼は山本(由伸)に対してもアドバイスや援助、相談役として非常に積極的に取り組んでいる」と試合出場は野手専念でありながら裏では投手としての役割も全うしていることを明かした。

最後に同記事では「大谷は満場一致で2度のMVPを受賞した後も成長を続けており、ドジャースが彼に投資した7億ドルの投資に見合う成果を上げている。そして、2025年には、彼は双方向の能力を取り戻すでしょう」と「二刀流」復活へ大きな期待感を示した。

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