福岡のザヘディだけじゃない!2試合以上連続でレッドカードを受けた選手たち

昨日行なわれたルヴァンカップにおいて、アビスパ福岡のイラン人FWシャハブ・ザヘディが退場処分を受けた。Jリーグとカップ戦の2試合連続でレッドカードという珍しい記録を作り、大きな話題になっている。

通常レッドカードは次の試合が出場停止になるため「2試合連続で退場」というのは珍しいが、違うコンペティションの場合はそれに当てはまらない。それでも非常に貴重なパターンであるが…。

今回はそんな「2試合以上連続でレッドカードを受けた選手」を数名ご紹介する。

エリック・カントナ

2試合連続で退場になった年:1994年

2004年までイングランドでは出場停止処分の執行が「14日後から」だったため、レッドカードが出ても次の試合に出場することができた。

エリック・カントナは1994年3月に4日間で2枚のレッドカードを受けた。19日のスウィンドン・タウン戦でジョン・モンカーを踏みつけて退場し、さらに22日のアーセナル戦でイエローカード2枚をもらった。

マンチェスター・ユナイテッドはこのシーズン2連覇の達成を目前としていた。カントナの出場停止は大きな影響を及ぼしたが、最終的には8ポイントもの差を付けてブラックバーンの猛追を避けている。

パトリック・ヴィエラ

2試合連続で退場になった年:2000年

カントナから遅れること6年、アーセナルのスター選手であったパトリック・ヴィエラも同じように2試合連続で退場した。

2000年8月19日に行なわれた開幕戦でサンダーランド相手にダレン・ウィリアムズを殴り、一発レッドで退場。

さらに21日に行なわれたホームでのリヴァプール戦ではわずか4分で2枚のイエローカードを立て続けに受け、あっという間に退場している。

ちなみにその5日後に行なわれたチャールトン戦でもヴィエラは出場しており、2ゴールを決めている。最初の得点を決めたときに思わず彼はユニフォームを脱いだが、主審は空気を読んだのかそれに警告を出さなかった。

ダヨ・ウパメカノ

2試合連続で退場になった年:2024年

現在バイエルン・ミュンヘンでプレーしているフランス代表DFダヨ・ウパメカノは、今年2月にこの記録を達成している。

2月15日に行なわれたチャンピオンズリーグのベスト16でラツィオと対戦した際、67分にレッドカードを受けて退場。鎌田大地も出場した試合でピッチを去ることになった。

そしてそれから4日後に行なわれたブンデスリーガのボーフム戦でマズラウィの怪我によって33分から緊急出場すると、39分と83分にイエローカードを受けて退場。今度は浅野拓磨の前でピッチを去っている。

アギム・シャバニ

2試合連続で退場になった年:2007年

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ノルウェーのフレドリクスタFKやモス、クヴィク・ハルデン、エスツィデンなどでプレーしたディフェンダーのアギム・シャバニは、コソボ国籍を持つ元ノルウェーU-21代表選手だ。

『Guardian』の報道によれば、彼はフレドリクスタFKに所属していた2007年に驚くべき記録を残したという。

当時10代だったアギム・シャバニは、日曜日にトップチームの試合に出場してプロフェッショナルファウルで退場。月曜日にリザーブチームで2部リーグに出場してライン上のハンドで退場、さらに水曜日にはトップチームのカップ戦でイエローカード2枚を受けて退場。なんと4日間の3試合連続でレッドカードを受けたとのこと。

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