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【日光】教育旅行で日本を訪れている台湾・屏東(へいとう)県立中正(ちゅうせい)国民中の生徒30人が22日、鬼怒川温泉大原の藤原中を訪問した。県が将来の訪日リピーターを確保するため実施している外国人誘客事業の一環で、両校の生徒は一緒に授業を受けるなどして国際交流を楽しんだ。
台湾の生徒も参加して行われた授業のうち、音楽では琴の演奏に挑戦。生徒らは身ぶり手ぶりを交えたり、タブレットの翻訳機能を使ったりしながらコミュニケーションを図り、協力して「さくらさくら」の演奏に取り組んだ。
中正国民中の黎鎧慧(りかいふい)さん(14)は「琴は初めてで難しかったが、日本の皆さんがとても親切に教えてくれた。この地で友達ができてうれしい」と振り返った。藤原中3年の鷹嘴莉倭菜(たかのはしりいな)さん(14)は「最初は緊張したけど話し始めたらとても盛り上がった。違う国の人たちと交流ができて楽しかった」と話した。
中正国民中の生徒は20日に来日。日光東照宮のほか、首都圏の都県なども巡り25日に帰国する予定。