個性豊かな53点展示 栃木で県版画展 市民ギャラリーで26日まで

市内初開催となった県版画展の巡回展

 【栃木】県内の版画家の作品が一堂に展示される県版画協会の巡回展「県版画展2024in栃木」が22日、万町の蔵の街市民ギャラリーで始まった。同市内での巡回展開催は初めて。26日まで。

 会員45人や招待作家、信州版画協会会員、公募作品の大賞受賞者らによる木版画、拓版画、銅版画など計53点が並ぶ。宇都宮市内で開かれた本展で初めて実施した来場者投票で「みんなが選ぶ版画賞」に輝いた相澤弘邦(あいざわひろくに)さん=大田原市=の木版画「猫のいる風景4」も展示されている。

 渡辺勲(わたなべいさお)会長は「個性豊かな作品がそろった。栃木市は版画家鈴木賢二(すずきけんじ)の出身地なので、多くの人に版画への関心を持ってもらえれば」と話した。

 午前10時~午後5時(最終日は4時)。入場無料。

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