中国PDD、第1四半期売上高が予想上回る Temuなどが寄与

Casey Hall Akash Sriram

[22日 ロイター] - 中国のPDDホールディングスが22日発表した第1・四半期決算は売上高が市場予想を上回った。世界展開する電子商取引(EC)サイト「Temu(ティームー)」が寄与した。中国の低価格ECサイト「拼多多(ピンドゥオドゥオ)」への消費者の関心が高まっていることも追い風となった。

売上高は131%増の868億1000万元(119億9000万ドル)。LSEGがまとめたアナリストの予想平均(756億6000万元)を上回った。

株価は通常取引開始前の時間外取引で5.7%上昇した。

純利益は前年同期の81億元から280億元に増加。1株利益は20.72元で、アナリスト予想の10.07元を大幅に上回った。

ただ、売上原価は194%増の327億元となり、売上高の伸びを上回った。アナリスト予想は307億8000万元増だった。

PDDはフルフィルメントや支払処理、メンテナンス、コールセンターに関連するコスト増加が主な要因と説明した。

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