わが日本保守党と「4つの縦糸」|小坂英二 なぜ完全無所属から日本保守党結党メンバーの地方議員となったのか――小坂英二東京都荒川区議会議員がはじめて綴った日本保守党と祖国への熱き想い。

完全無所属から日本保守党へ

撮影著作権/今井一詞

「素晴らしい経糸を守り引き継ぐ中で作り上げて来た日本文明が幸せの基盤にある」と捉え守っていく。

そうした想いで私は完全無所属から日本保守党(以下、保守党)結党メンバーの地方議員となりました。

過去には平成22年に首長と地方議員で立ち上げた日本創新党の結党メンバーとして組織委員長・政策副委員長などを務めていましたが、支持が広がらずに2年後の解党を当事者(私は解党反対派)として迎えたことが有りました。

様々な保守政党が生まれ消えていく中で日本創新党のように泡沫に消えるのではなく、燎原の火の如く広がり、日本を主語とした政治を実現する扇の要を作り上げようと決めたのは昨年8月に有本香氏と新党立ち上げの話をした時でした。

私は国と地方は一体不可分と考え、大局的な視野を持ちながら、個別の課題にあたってきました。

朝鮮学校への反社会的補助金、カルト宗教やパチンコ依存症による不幸の量産を見て見ぬふりをする政治、野放図な外国人激増による日本の相対化・混乱加速、性的少数者に寛容な社会である日本の国情を無視したLGBT法を筆頭とした社会を歪める動き、日本の血と汗と涙の結晶である領土を守る覚悟の無い政治や教育。

そうしたものと戦い問題提起の輪を広げてきました。

こうした取り組みは無所属の立場であるからこそ誰にも遠慮することなく、正面から取り組んでこられました。既存の政党に所属していると頭を押さえつけられ、発言を規制されるような活動ばかりです。

しかし、自らが進めるべきことが保守党という場で百田尚樹代表、有本香事務総長と共に広げていけると確信し、日本保守党を共に立ち上げる決意をしました。

選挙カー無し、選挙事務所無し、投票依頼もしない独自のスタイル

撮影著作権/今井一詞

過去6回全ての選挙で選挙カー無し、直近4回は選挙事務所無し、直近3回は連呼行為や自分への投票依頼もしないスタイルで有権者と直のやり取りを大切にしてきました。

日本保守党が問題提起をしている、「金ばかりかけて本質を外している政治や選挙の在り方」を社会の中で是正していくモデルケースを自らが示して行けるという確信も持っていました。

国民の大切なものを死守する矜持を失った自民党への失望感があふれる今、「豊かで強い日本」にするために堂々と旗を掲げて船出をした保守党で活動する際に常に心にあること。

それは日本は素晴らしい4つの縦糸を途切れることなく引き継いできた世界で唯一の奇跡の国であるという認識です。

多くの人が認識していないかもしれませんが

「天皇陛下を中心とした日本人としての血筋」
「やまと言葉が中心の日本語という言語」
「神道という信仰」
(※神道を宗教という言葉に矮小化するのは不正確で、「日本人としての在り方」と捉えています)。
「民族の物語である神話」

この4つの縦糸が途切れることなく2000年以上に渡って引き継がれた奇跡に基づいて、安定した社会の基盤を形造るおおもとになり、極めて成熟した日本文明が発展してきたのです。

それが有るからこそ、日本人の幸せに繋がっています。

多くの人が認識していないかもしれませんが、日本文明の在り方は世界の諸課題を解決する優れた力を持つものです。

その素晴らしい日本文明の基盤をつくるおおもとの「4つの縦糸」を守り引き継ぐ観点を持ち行動し、個々の政策課題に向き合っていく姿勢で一貫して活動を続けてきました。

自民党の「やるやる詐欺」と利権漁り

その日本の強みである基盤自体を壊そうとする内外の動きが明確に有ります。そして、保守を装いながらその基盤を蝕む組織となっているのが政権与党の中核である自民党です。

日本の経糸を引き継ぎ国家を守ることを、多くの国民は自民党に期待してきました。しかし、自民党はそれを実現する権限を持ちながらも、口約束と反故を繰り返す「やるやる詐欺」に終始してきました。

更にはLGBT法に代表されるような、日本の国柄を無視した欧米の歪んだ施策を率先して進め、野放図な移民拡充など基盤を崩すようなことを加速度的に進めてきました。

その一方、自民党は自らの利得を得ることには大変熱心に取り組んできた「実績」が有ります。

利権漁りの体質に対して、国民の怒りは沸騰しています。その怒りは「自民党に近い立ち位置の政党も期待出来ない!」という空気を生み、一気に立憲民主党のような左翼政党に支持が急速に集まっています。1年前には考えられなかった状況です。

いま日本保守党が訴えるべきこと

ひと昔前の民主党政権の悪夢が再現されようとしています。今、保守党が訴えねばならないことは、「利権体質の是正だけに囚われて劇薬に手を出してはいけない!大局を踏まえて日本を守るために政治を変える見識が示されている政党を見極めて欲しい!」ということです。

LGBT法や加速する野放図な移民、再生エネルギー政策の誤りを正面から訴え、何よりも幸せの基盤である縦糸の素晴らしさを届く言葉で共感を持って広げていく。

遠回りのようですが、それを正面から広めていかねば、「自民党への反発」は極端で左翼史観に満ちた勢力に「いいとこどり」で吸収されてしまうばかりです。

日本を主語とした政党として幅広い支持が広がるように先頭に立って提起を続けていきます。

大転換期を切り拓く政治家に必須の資質を持つ飯山あかり氏

提供/日本保守党

4月に行われた衆議院議員東京15区補欠選挙に所属地方議員と共に保守党の飯山あかり氏の応援に入りました。飯山氏は「大局観と明確な軸を持ち、愚直で媚びない」素晴らしい候補でした。

これからの大転換期を切り拓く政治家に必須のそうした資質を持つ飯山氏が勝利すれば、閉塞感に満ちた政治の根本を突き崩し、日本の素晴らしいものを守る動きが加速していくと信じて応援を続けました。

組織が皆無の中で志の共有だけで24,264票(得票率14.2%)もの得票をいただいたことは明確に認知され、次の広がりに繋がることを確信した次第です。

歴史に名を残す百田尚樹代表の偉業

提供/日本保守党

保守党の在り方は結党時の5人のメンバーに象徴されています。

膨大な知識に基づいた大局観を持ち、底抜けの明るさと鋭い直観に基づき広げる力に溢れる百田尚樹代表。党を立ち上げた決断は歴史に名を残す偉業です。摩擦を恐れない直球の言葉は人の心に届くものだということを目の当たりにしました。

国民に寄り添い、国護りを進めてきた河村たかし共同代表

提供/日本保守党

小政党から大政党まで多様な場で衆議院議員を務め政令指定都市の要となりながら、国民に寄り添い、国護りを地域から進めてきた河村たかし共同代表。チャイナの領事館による名古屋市内の広大な国有地購入を阻止し、「南京大虐殺」なる連合国合作の嘘を暴き、昭和天皇を貶める展覧会の阻止に尽力。何れもマスコミの猛攻撃を受けるも、ぶれずにひらりとかわし主軸を保ち続けています。

緻密な取材を進めながら党の立ち上げの中心を担う有本香事務総長

提供/日本保守党

緻密な取材を進めながら日本の大切なものを守るために必要な問題提起を続け、党の立ち上げの中心を務めながら、連日、動画等でリアルタイムで訴えと支援の拡大を続けてきた有本香事務総長。政党を立ち上げるにあたって既存の進め方にとらわれず、必要な事に特化しての運営は支持拡大に確実に繋がっていると近くで見ていて実感しています。

行政の様々な側面を熟知した広沢一郎事務局次長

提供/日本保守党

県議会議員や名古屋市副市長を務め、行政の様々な側面を熟知し、減税日本の副代表としても河村たかし名古屋市長の右腕として活躍をしてきた広沢一郎事務局次長。実務に長けた鋭い分析力を持ち、忍耐強い活動を続けてきた人物です。

私、小坂英二

荒川区議として地域に根差しながら、国護りのために必要な問題提起を全国規模で現場を明示しながら国民に我が事として考えていただくことを呼び掛けてきた私、結党メンバー地方議員の小坂英二。

これまでの保守系新党との大きな違い

最初に立ち上がった5人の総合力が多くの共感と安心を呼び、それを確かなものにしてきたと実感しています。

現職の国会議員はいません。かつ、国会議員を増やすことを主目的にしていません。そこが今まで消えて行った多くの保守系の新党との明確な違いです。

明確な主軸を持ち、伝わる言葉で必要な問題提起を続けて共感を広げていけば、党所属の国会議員が誕生し増加するという結果は後からついてくるという姿勢です。

そこに危機感を持ちながらも希望と楽しさを忘れず邁進する党の雰囲気が加わり、支持や認知度が格段に上がってきています。

全国各地での出会い

社会の中での広がりは直線では増加しません。最初は緩やかな伸びが加速し、臨界点を超えると爆発的な曲線を描き広がっていくものだと思います。

先日、沖縄県を訪れた際に手作りアクセサリーの店に入ると店のパソコンに「あさ8」の画面が映し出されていました。そこでお話すると書籍の『日本保守党』も見せて下さりながら「持ち場で広げていくよ!」との心強い言葉もいただきました。全国各地でこうした出会いが有ります。

危機感が積み重なった日本人の「行動バネ」が発動し、共感を広げていく力になっていることを日々、感じています。

携帯に1000件超の問い合わせ

保守党は党員が66,000人を超えた政治団体となりましたが、スリムな組織運営のために、公開している電話番号は有りません。

一方で荒川区議会の公式HPの「日本保守党」会派(一人会派)の紹介ページに私の携帯電話番号が公開されています。

その結果、日本保守党に問い合わせをしたい方がネット検索をして知った私の携帯電話に連絡を下さることが多く有り、昨年9月以来、ざっと1000件はお受けしており、「日本保守党 非公式コールセンター」の様相を呈しています。

連絡を下さる多くの方は「国、地域、党の為に自らが何かの役割を果たしたい」「今の政治を変えねば日本は守れない」という姿勢の方ばかりです。

「自らの利益の為の要求」「政治は他人事」という姿勢の方は皆無です。こうした方々に支えられ、広げていただいている社会現象は政治を正しい方向に変える原動力に必ずなります。

一方でこうした「日本を主語とした政治」の広がりに危機感を持つ反対派が存在し、様々な妨害、誹謗中傷、虚偽の流布が激しくなっています。

言論テロリスト「つばさの党」に被害者はやられ損のまま放置されている

言論テロリスト「つばさの党」のアジトと自宅に警察の家宅捜索が入り、5月17日になって、選挙活動を妨害したとして、警視庁は選挙に立候補した団体の幹事長や代表ら3人を公職選挙法違反の疑いで逮捕しました。

選挙終了から半月後という遅すぎる対応でした。

東京15区衆院議員補欠選挙の期間中ずっと、日本保守党の飯山あかり氏の選挙活動は破壊されたまま、やられ放題で投票日を迎えました。

継続的に誹謗され、選挙活動は行動予定を秘して進めるという異常事態でした。

被害者はやられ損のまま放置されています。

選挙期間中の犯罪行為を多数、警察は見て見ぬふりを続けていたのを目の当たりにしてきました。
あの感じだと、「立候補者がナイフで人を刺しても、「立候補者の行動は制限しない」と選挙終了まで放置するのでは?」とすら思いました。

実際、多数の暴行や違法行為がなされていても放置でした。

この場においても言論テロリストへの厳罰適用とともに言論テロリストによる選挙破壊活動は現場で即時に逮捕がなされるように強く求めます。

反対派によるデマ拡散

また、保守党に対して法律違反でもないのに違反とレッテルを貼りネットで反対派が総出で拡散する動きも加速しています。公職にある者も含めてデマ拡散の実行犯は多数います。保守党への支持拡大をとてつもない脅威に感じているようです。

日本保守党は統一教会からの支援を受けているという嘘の拡散も目立ちます。

私は十数年に渡り統一教会の反日性、反社会性を一貫して追求してきた者です。組織的関与など皆無ですし、何より近寄ってきて支援するなどと言われても私が拒否します。

こうした保守党潰しの動きに対しても、しなやかに戦い、乗り越え堂々と歩み続けていく強さを保守党は持っています。

タブーを設けず提示した日本保守党の政策

保守党が掲げる政策37項目を改めてこちらからお読みいただくと、世間の風潮では「良いこと」と捉えられていることにも正面から是正を訴えています。

たとえば、「電気自動車への補助金廃止」を主張しているのは、日本の自動車産業が培った技術を強みとして護り引き継ぐ為です。現在、電気自動車の購入誘導のために政府も自治体も莫大な補助金を支出しています。地球温暖化防止という絵空事に踊らされ日本の産業を弱体化する動きを止めねばならないのです。

「再エネ賦課金の廃止」も国民から莫大な金額を徴収して、実際は地域の環境破壊をしながら利権を拡大している現状を様々な場で提起し、問題意識を持つ人が大幅に増えているのを実感しています。

「健康保険法改正」で「外国人の健康保険を別立てにする」という政策も、外国人も日本人も同じ健康保険に入るという「明らかにある位置づけの違い」を無視した一律の制度になっている為、正直者が馬鹿を見る現状を是正するためのものです。

国民健康保険で言えば、保険料を1円も払わずとも2年間は3割負担で医療を受けられます。更にその後も滞納回収は手ぬるく、制度をフル活用した後に母国に帰った外国人からは完全に回収不能になります。

圧倒的に保険料滞納率は外国人が高いというデータは荒川区でも国籍別に詳細(下記図表参照)に出ており、制度の正常化の為には日本人と外国人は別建ての組織で運営にすべきことが明らかなのです。

日本の大切なものを守り続けるために、「結党メンバーの総合力」に基づいてタブーを設けず提示した政策への共感や理解が確実に広がっています。

日本保守党の共通認識

さて、政党や議員を選ぶということは「皆様の代弁者」を選ぶのでは無いという私の認識をここで示したいと思います。明文化していませんが、それは保守党の共通認識であるとも理解しています。
たとえば、ある課題の世論調査で9割が賛成、あるいは支持者にアンケートをとったら9割が賛成したとします。

しかし、国全体のこと、日本という国の在り方に照らして反対すべきと考えれば、反対の意思を明確に示し行動する、そうした役割を担っているのが政党や議員だと思います。

その際、何故反対をするのか、分かりやすい言葉で説明をし、大局的な観点と目の前の小さな論点の両方を示しながら、自らの意思判断の正しさを理解していただくように尽力すべきことは言うまでも有りません。

もし、政党や議員が「代弁者」であるのなら、地域住民、あるいは支持者の9割が賛成していたら、それが地域や日本にとって正しくないと政党や議員自身が思っても、その9割の意見に従わねばなりません。

でも、それで良いのでしょうか?それでは、ただの「使い走り」に過ぎないと考えます。「使い走り」は不要です。

政党や議員の役割は、自らの志や理念を打ち立て、様々な課題に対して周知を集めながら見識を磨き、大局的な見方で自らの軸に基づいての判断を下すこと。そして啓蒙と説明責任を果たすことと考えています。

飯山あかり候補が身を挺して示した「在り方」

「政党や議員を選ぶ」ということは「世論の賛成や反対に耳を傾けつつも、最終的には世論では逆の意見が多くても、自らが正しいと考える決断を下すことができる見識・識見を持つ政党や議員を選ぶ」ということです。こうした観点に基づいた姿勢は先の補欠選挙において飯山あかり候補が身を挺して「在り方」を示していました。

そして、周知を集める、つまり周りの意見に耳を傾けつつも、最終的には自らの見識で決定を下すことを負託されていることを自覚して臨むものであると。

そしてその認識を共有しながら政治課題に向き合っていく共感を広げ行動する場が保守党なのです。

日本を主語とした政治

保守党の掲げる旗に共感、賛同して下さった方は、それぞれの持ち場から是非、広げていただければこれに勝る喜びは有りません。

立ち上がったばかりの政党ですが、日本に対する肯定感をもって、それを守り引き継ぐために何を変えていくべきなのか、正面から訴え共感を広げ実現に繋げていきます。

日本を主語とした政治を通じ、「我が事として捉え行動する国民」とともに歴史を築き上げるべく先頭に立って戦っていきます。

「日本を豊かに、強く」するために。

小坂英二

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