デイジー・リドリー主演&プロデュース作『時々、私は考える』予告編解禁 不器用な大人のための人間讃歌の物語

映画『時々、私は考える』ティザービジュアル(C)2023 HTBH, LLC ALL RIGHTS RESERVED.

デイジー・リドリーが主演・プロデュースを務めた映画『時々、私は考える』より、作品の不思議な魅力が漂うティザービジュアルと予告編が解禁された。

本作は、2019年に発表され、各国の短編映画祭で数々の賞を獲得した同名短編映画の長編映画化。ポートランドからほど近く、名作映画『グーニーズ』の舞台としても知られるオレゴン州アストリアの閑散とした港町で繰り広げられる、ノスタルジックで少しだけロマンチック、そして優しい愛にあふれた人間讃歌の物語だ。

人付き合いが苦手で不器用なフランは、会社と自宅を往復するだけの静かで平凡な日々を送っている。友達も恋人もおらず、唯一の楽しみといえば空想にふけること。それもちょっと変わった幻想的な“死”の空想。そんな彼女の生活は、フレンドリーな新しい同僚ロバートとのささやかな交流をきっかけに、ゆっくりときらめき始める。順調にデートを重ねる2人だが、フランの心の足かせは外れないままで―。

主演を務めるのは、『スター・ウォーズ』シリーズや『オリエント急行殺人事件』で知られるデイジー・リドリー。人付き合いが苦手な主人公フランが、恋や仕事仲間との交流をきっかけに少しずつ変化していく様子を繊細な演技で表現し、昨年のサンダンス映画祭にてプレミア上映された際には、「デイジー・リドリーの新たな一面が発見された」と高い演技力が再評価され話題となった。デイジーはプロデューサーとしても名を連ね、一から制作にも携わるという新しい挑戦も果たしている。

監督を務めるのは、2023年インディワイヤー誌が発表した「注目の女性監督28人」に選出された注目株、レイチェル・ランバート。これまで3本の長編映画を手がけてきた彼女だが、本作が日本で公開を迎える初めての作品となる。

解禁されたティザービジュアルでは、デイジー扮する主人公のフランが、浜辺に積み重ねられた流木に交じり横たわる様子が描かれている。これは劇中でフランが空想する幻想的な“死”のワンシーン。人付き合いが苦手で不器用なフランは、いつもこうした少し変わった空想を頭の中で繰り広げ、他人と一線を引いている。そんな彼女にある日ささいな出会いが訪れ、「時々、現実は空想よりも苦くて、愛おしい」というコピーが示唆するように、現実に生きることの魅力を知っていく。

そんなフランの生活をのぞき見するような予告編もあわせて解禁。フランの静かで平凡な日常、不器用さがうかがえる同僚との会話、そして突如訪れた新しい同僚のロバートとの出会いを通して彼女の生活はきらめきだすが…。誰もが一度は感じたことがあるであろう“生きていくことの難しさ”を、優しくも少し奇妙なタッチで軽やかに描き出した作品の不思議な魅力が漂う予告となっている。

映画『時々、私は考える』は、7月26日より全国順次公開。

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