自転車・小原佑太(青森・階上町出身)、五輪切符つかむ 複数種目出場に期待

 日本自転車競技連盟は22日、パリ五輪トラック種目の日本代表候補選手16人を発表した。青森県勢からは男子短距離で階上町出身の小原佑太(28)=八工大一-朝日大出=が選ばれた。今後、日本オリンピック委員会の認定を経て、正式に代表選手となる。

 小原は五輪初出場。男子チームスプリント(TS)で、長迫吉拓(30)や太田海也(24)らとともに昨年の杭州アジア大会や今年2月のアジア選手権を制覇。国際大会で複数のメダルを獲得し、日本の五輪出場枠獲得に貢献した。

 小原は2019年7月に競輪選手デビュー。わずか半年でトップクラスのS級に昇格し、同10月から日本代表に定着した。日本はTSのほかケイリン、スプリントの出場枠もあり、小原には複数種目の出場に期待がかかる。

 県勢が五輪自転車競技に出場するのは1984年ロサンゼルス五輪の男子スプリントで日本勢初の銅メダルを獲得した坂本勉さん(旧福地村、現南部町出身)以来40年ぶり。

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