RYODEN、「Ask One」を導入 顧客ヒアリングの基盤として全社の事業戦略に活用

マルチチャネルフォーム「Ask One」を提供するクリエイティブサーベイは、三菱電機グループの大手エレクトロニクス専門商社であるRYODENがAsk Oneを導入したことを発表した。

導入背景

RYODENでは、HubSpotやSalesforceを活用し、オンライン・オフラインの顧客接点で収集したデータを営業・マーケティングに活用している。従来、顧客接点ごとに取得した情報をデータ化する手法はバラバラで、とくに展示会における顧客へのヒアリングは紙に手書きし、その情報と名刺を手作業でHubSpotに入力するといった運用になっており、データ化までの手間とリードタイムが課題になっていた。

今回、展示会の手動オペレーションの効率化や、HubSpotとSalesforce両システムの連携に対応し、あらゆる顧客接点で活用できる統合的なフォームとして活用できることを期待して、Ask Oneの導入に至った。

期待する効果

展示会オペレーションを効率化し、顧客フォローアップ速度を向上

従来、展示会では紙のヒアリングシートを運用しており、収集された紙のヒアリングシートと名刺を紐づけて手作業で直接HubSpotにデータを入力していた。そのため、ブース来場者への顧客フォローは翌営業日から最大5営業日ほどリードタイムがかかり、来場者情報や獲得数などの進捗をリアルタイムに把握できないなどの課題があった。

Ask Oneは、名刺読み取り機能により撮影した名刺をデータ化し、ヒアリング情報と合わせてリアルタイムにHubSpotにデータ連携することが可能。これにより、従来かかっていたデータ化の工数が削減されるだけでなく、展示会の運営現場で現在の名刺獲得数などのKPIをリアルタイムに把握しながら、臨機応変に対応していくことが可能になる。

営業ヒアリングシートのSalesforce連携で顧客解像度を向上

従来は営業先で取得した名刺のデータ化とヒアリング情報の入力はバラバラに行われ、その入力作業に営業担当の工数がかかっていた。Ask Oneを活用することで、訪問先で取得した名刺はスマートフォンやパソコンのウェブカメラを使ってデータ化し、顧客ヒアリング情報と合わせてSalesforceに取り込むことができ、営業の隙間時間にデータを更新できるようになる。

また、顧客ヒアリング項目をフォーム化することで、営業経験の浅いスタッフも訪問先で取得すべき情報の共通認識を持ちやすくなり、ヒアリング内容が標準化され、顧客解像度の向上が可能になる。

RYODEN コーポレートコミュニケーションセンター長 渡邊憲一氏のコメント

当社は、パーパスを「人とテクノロジーをつなぐ力でワクワクをカタチにする」と標榜し、人のつながりでお客様に価値を提供する事業を展開しています。その中でも展示会は、新しいビジネスを共創するための新たな出会いの場として重要であり、この度は「Ask One」という「出会いをデータ化するソリューション」を導入しました。結果として、来場者情報共有のリアルタイム性が向上し、会期中の来場者数に加え、会期後の商談件数も増加しました。クリエイティブサーベイ社様には、Ask Oneの運用方法のみならず、展示会における集客のノウハウなど、きめ細かいサポートを頂き大変感謝しております。

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