OTAに参加しつつ新契約を追求するパッカーズQBラブ

グリーンベイ・パッカーズのジョーダン・ラブ【AP Photo/Ashley Landis】

グリーンベイ・パッカーズのクオーターバック(QB)ジョーダン・ラブは新しい長期契約を求めている。だからといって、ラブが自主参加のOTA(チーム合同練習)を欠席するわけではない。

『ESPN』によると、ラブは現地21日(火)に次のように語ったという。

「それは自分がいつもやってきたことだ——ここに来て、練習を重ねて、みんなと一緒に仕事をしながら、少しずつ絆を築きはじめて、新シーズンに向けて準備を進めようとしている」

昨オフシーズンに延長契約を結んだラブは2024年に1,100万ドル(約17億2,502万円)を受け取る予定だが、これは先発クオーターバックとしてはかなり低い額だ。今季、ラブより高額な年俸を受け取るベテランクオーターバックは21人いる。パッカーズとラブは、チームの顔となるラブの将来にふさわしい新しい契約を結びたいという願望を共有している。

OTAに参加しているということは交渉が進んでいる良い兆候であり、ラブはオフシーズンプログラムに全力で取り組む意向を示している。しかし、今後数カ月で新しい契約が決まらなければ、状況が変わる可能性はある。

ラブは火曜日に「そのうち分かるよ。まだ分からない。そのうち分かる」とコメント。

パッカーズのヘッドコーチ(HC)マット・ラフルアーは、ほとんど欠席者がいない自主参加ワークアウトにおけるラブの存在を高く評価している。

ラフルアーHCはラブがワークアウトに参加していることについて「それがわれわれにとってのすべてだ」と述べ、こう続けた。

「今日は私用で1人欠席したが、オフシーズン中はほとんど全員が参加していて、私がここに来てから今までで最高の出席率だ」

「リーグを見渡していつも思うのは、クオーターバックがそこにいると自然とみんなが集まってくるということだ。われわれはまだ若いフットボールチームで、若い選手たちは一生懸命に取り組みたがっている。このスポーツが好きで、一緒に努力し、困難を乗り越えるプロセスを楽しむ選手がたくさんいる。でも、彼がここにいることは、価値を計ることができないほど重要だ」

パッカーズはラブと新しい契約を結ぶことで、ラブの将来のプレーに対する“価値を計る”ことができる。パッカーズは今すぐ契約を結ぶのが得策だろう。すべてのクオーターバックの契約がそうであるように、ラブが期待通りに成長し続ければ、待てば待つほど契約額は高くなるだけだ。

【KO】

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