マリナーズがブルペン補強 オリオールズから右腕ボーマンを獲得

日本時間5月23日、マリナーズはオリオールズとのトレードで救援右腕マイク・ボーマンを獲得したことを発表した。昨季は自己最多の60試合に登板して10勝を挙げ、今季も17試合で防御率3.44とまずまずのピッチングを見せていたボーマンだが、日本時間5月19日に先発右腕グレイソン・ロドリゲスが故障者リストから復帰したことに伴ってDFAに。オリオールズはトレードでの放出を模索し、最終的にはマリナーズとのトレードが成立した。マリナーズはボーマンとマイケル・ペレスの2選手を獲得。対価として若手捕手のブレイク・ハントを放出する。

ボーマンは2017年のドラフト3巡目指名でオリオールズに入団。2021年にメジャーデビューし、今季までオリオールズ一筋でプレーしてきた。昨季はブルペンの一角として2ケタ勝利を挙げ、チームの地区優勝に貢献。今季はここまで17試合に登板して18回1/3を投げ、1勝0敗、2ホールド、防御率3.44、16奪三振を記録している。マリナーズは他球団でモノにならなかったリリーフ投手を貴重な戦力へと育成してきた実績があり、ボーマンが新天地でさらなる成長を遂げる可能性もありそうだ。

ボーマンとともにマリナーズへ移籍するペレスは31歳の捕手。メジャーではパイレーツ時代の2021年に自己最多の70試合に出場するなど、通算202試合で97安打、15本塁打、OPS.554を記録している。今季はオリオールズ傘下のマイナーAAA級で22試合に出場し、打率.215、2本塁打、13打点、OPS.603を記録。マリナーズとしては、戦力として期待しているわけではなく、ハントを放出することでマイナーの捕手が1人減るため、その穴埋めのために獲得したということだろう。

オリオールズが獲得したハントは25歳の若手捕手。2017年のドラフト全体69位指名でパドレスに入団し、レイズを経て、昨年11月のトレードでマリナーズへ移籍していた。昨季は初めてマイナーAAA級に到達し、今季はマリナーズ傘下AAA級でここまで23試合に出場して打率.293、4本塁打、20打点、OPS.905を記録。正捕手アドリー・ラッチマンの壁は高いが、まずは控え捕手としてのメジャー初昇格を目指すことになりそうだ。

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