沖縄セルラー電話にグランプリ 沖縄広告賞に46作品が入賞 審査員「ユーモアあふれる作品ばかり」

総合グランプリの表彰状を受け取った沖縄セルラー電話の菅隆志社長(右から2人目)ら=22日、那覇市・沖縄産業支援センター

 沖縄広告協会(石嶺伝一郎会長)は22日、第42回沖縄広告賞の贈賞式を那覇市の沖縄産業支援センターで開いた。総合グランプリに輝いた沖縄セルラー電話の「生物多様性沖縄2紙マルチ新聞広告『わたしたちが、絶滅危惧種になるまえに。』」は電通沖縄が制作し、沖縄タイムスには海、琉球新報には陸に生息する絶滅危惧種を含む県内の生き物を原寸サイズで取り上げた。

 沖縄セルラー電話の菅隆志社長は「豊かな自然の上に社会生活があり、経済活動がある。この自然と生物を後世に残す責任がある」と決意を新たにした。

 全17部門に226点の応募があり、グランプリを含む46作品が入賞。審査員を代表して琉球大学の宮國薫子准教授は「楽しく理知的で芸術センスがあり、ユーモアあふれる広告作品ばかりだった」と講評を述べた。(政経部・村井規儀)

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