中尾彬さん(81)死去 いきつけの沖縄の店で見せた“強面”イメージと違う“意外”な素顔「あれは役柄です」

映画やドラマ、バラエティーなど幅広く活躍した俳優の中尾彬さん。
2024年5月16日、心不全のため亡くなっていたことがわかりました。81歳でした。

めざまし8は、中尾さんが2009年から妻・池波志乃さんと毎年のように訪れていたというお店を取材。
見えてきたのは、強面のイメージとは違う人間味あふれる人柄でした。

【写真7枚】中尾彬さん(81)死去 いきつけの沖縄の店で見せた意外な素顔 写真で見る

「知らないお客さんともたわいもない話を…」

5月22日、めざまし8が取材したのは、沖縄県那覇市にある沖縄料理店。

沖縄居酒屋「山将」女将 山里節子さん:
頂いたのが、ねじねじTシャツ。ここ(前面)にサインが入ってます。もったいなくて一回も着ていないです。

中尾さんのトレードマーク「ねじねじ」が描かれたTシャツが。
そして、今も主の帰りを待つかのように飲みかけのボトルが残されていました。

沖縄居酒屋「山将」女将 山里節子さん:
これは当時、ボトルで10年物を飲んでいたものですね。「akira」って書いてます。

――それはボトルキープのようなもの?
そうです。これはキープボトルです。

――今もお酒は入っている?
(ボトルを振って)入ってますね。
琉球グラス、これもそうですね。「あきら」って書いてます。

泡盛のボトルに「akira」の文字。来店するたびに、とっくりやグラスなどお土産を持ってきてくれたといいます。

沖縄居酒屋「山将」女将 山里節子さん:
カウンターの向こう側とかお客さんとか、全然知らない人ですよ。普通に話してました。それも、どうしようもないような、たわいもないような話ですね。いちいち耳を傾けてくれるんですよ。

夫婦でお気に入りだった「ラフテー」を毎回頼み、周囲に座っている初めて会う人とも気さくに話をしていたといいます。
そんな中尾さんの振る舞いを見て、思わず“あること”を聞いた女将さん。

沖縄居酒屋「山将」女将 山里節子さん:
最初私「怖いかと思った」って一言、言ったんです。そしたら「あれは役柄です」って言ってました。

(『めざまし8』 2024年5月23日放送より)

© 株式会社フジテレビジョン