我孫子市は、市内にキャンパスのある川村学園女子大学の新入生を対象としたバスツアーを実施しました。(ちばとぴ!タウン=あびこの魅力チャンネル)
4年間通うキャンパスのある地域を深く知り、学生生活をより豊かにしてもらうことが目的です。
◆学生の提案をきっかけに開催し、今回が2回目
我孫子市と大学の連携事業として実施した今回の企画は、学生の提案がきっかけ。 大学と家との往復ばかりで、市内の他の場所に行かない学生が多い現状を変えようと、大学連携事業の一環で開催しました。
今回は、昨年実施した企画が好評だったため、実施時間と巡るスポットを増やして開催。我孫子の東西のスポットを計11か所、朝から夕方まで、約1日を使い巡りました。
◆我孫子駅からスタート
集合場所の最寄り駅である我孫子駅には、初めて降りたという学生も一定数いました。
集合後、我孫子の情報発信施設、我孫子インフォメーションセンターアビシルベに立ち寄り、施設の説明を受けました。 我孫子のお土産も扱っており、さっそくマスコットキャラクターのグッズなどを買う学生の姿も…。
◆農福連携に力を入れる帝人ソレイユのポレポレファームを見学
ノウフクアワード受賞やもにす認定など、農福連携の分野で活躍する企業、「帝人ソレイユ」の農場を見学。 同社の鈴木取締役に、事業の説明をしていただきました。
単なる福祉分野に留まらない、収益性も見据えての運営は、学生にとって印象的だったようです。
◆旧井上家住宅では、通常非公開の母屋の中も見学
ドラマや映画のロケ地にも使われた、旧井上家住宅。
直近では、映画「ミステリと言う勿れ」のワンシーンで、敷地内にある土蔵が使われました。 普段は見学できない母屋にも入り、写真を撮る学生も多くいました。
◆お昼ご飯はあびこんのお弁当
お昼休憩を兼ね、水の館へ。
あびこんの大炊代表より、我孫子の農業や農産物直売所の話を聞きました。
その後、あびこんのお弁当など、それぞれが交流を深めつつ昼食をとり、自由時間へ。
鳥の博物館かプラネタリウム、それぞれが選んだ場所を見学しました。
◆かつて我孫子に住んだ文化人たちの足跡をたどる
手賀沼公園でバスを降りた一行は、かつて我孫子で活躍した文化人たちの足跡を辿る旅へ。
天神坂、嘉納治五郎別荘跡、三樹荘、杉村楚人冠記念館、白樺文学館を、各地での職員の解説とともに巡りました。
◆朝日新聞所属のジャーナリスト、杉村楚人冠について学ぶ
杉村楚人冠の自宅を活用した施設、杉村楚人冠記念館。
楚人冠の名前を初めて聞いた学生ばかりでしたが、学芸員の解説もあり、興味深い様子で施設を見学していました。
◆旅の締めくくりは、白樺文学館
最後は、白樺文学館を見学。
見学前には、学芸員による白樺派の説明があり、学生たちの理解も深まった様子でした。
参加した学生からは、「自分だけでは行かない場所に行けて楽しかった」、「また改めて我孫子に遊びに来たい」、「我孫子の良い所を知れて良かった」など、今回の企画に満足した様子が伺えました。