片づけのイライラが減る!日用品の選び方とは?人気インスタグラマー マキさんが伝授

「毎日、時間に追われるより、あたふたを防ぐ工夫を仕掛けるほうがずっと楽しい」というのは、シンプルライフ研究家のマキさん。家事からくるストレスは、ものの選び方や、ちょっとした工夫で解消できるのです。家事の中でしあわせを感じるコツを、マキさんにうかがいましょう。

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日用品をこだわって選ぶとインテリアに統一感が

神は細部に宿るといいますが、インテリアも細部に宿る。つまり、どんなに素敵な家具でそろえても、こまごまとした日用品にこだわりがないと、どこか統一感のない、使いにくいインテリアになってしまう感じがするのです。たとえばクリップひとつとっても、いろいろな種類があり、素材をはじめ、バネの力や開き具合など、それぞれ個性があります。

自分の好みはどれなのか、ささやかなことにこだわるほど、暮らしが研ぎ澄まされていきます。

洗剤やウェットシートの箱などは、ラベルをはがすと真っ白になるものを選んでいます。
トイレシートは「スコッティ」、ウェットシートは「ユニ・チャーム」のシルコットを愛用。
柔軟剤は「イレモノ」、酸素系漂白剤は「IKEA」のシュガーディスペンサーのボトルに詰め替えを。

もの選びや片づけの工夫でイライラは減る

ちりも積もれば山となる。そう、家事ってまさに小さな工夫を施すほどに、「平穏」という大きな成果を得られるのです。お弁当が汁もれしてしまうなんてことも、汁もれしにくいお弁当箱を選べば、染みついたお弁当包みを洗う時間も、イライラしてしまう気持ちともさよならできます。

ツッパリ棒がずれ落ちてしまって、そのたびに、あぁ、もう......と思うなら、落ちないように工夫をすればいい。ゲーム感覚で「平穏」をゲットしていきましょう。

バッグに縦に入れて持ち運べるお弁当箱は「シャンブル」とのコラボで「ツクルアンドリン」でつくったもの。密閉性が高く、書類や教科書と一緒に入れてもかさばらない厚さ。カチャカチャ音が気にならないお箸のセットとともに愛用しています。
洗面所のコップ収納の仕掛けはこんなふう。
棚の下に小さな磁石をつけて、ほうろうのコップをくっつけています。
バスタオルを引っ掛ける場所がなかったので、浴室のドアの上部にツッパリ棒でつくったタオルハンガーを。
両脇に100 均で購入したズレ防止の補強板をとりつけたのがポイント。

インテリアに余白があれば、ゆとりをもって防災グッズを保管できる

限られた部屋のスペース。人が気持ちよく過ごせるスペースを確保したいということと、災害時に家族を助けてくれる防災グッズを保管できるスペースが欲しいという思いから、余分なものは持たず、余白のあるインテリアを心がけています。

このことが直接的に「楽家事」につながるわけではないけれど、きちんと備えているという安心感が、気持ちを楽にしてくれているような。防災グッズを見直していると、平穏な日々への感謝もわいてきます。

「無印良品」の “ 頑丈収納ボックス ” の中は家用の備蓄。ライフラインが止まった状態で1週間過ごすと仮定して、ライト、トイレ、食料、暖をとれるようなものを入れています。
一方、緊急避難時に必要なものはリュックの中に。避難所までの道中に使うかもしれない簡易のヘルメットやヘッドライト、軍手、ゴーグルと、エアーマットやシュラフ、ソーラーライト、ラジオ、使い捨て下着など避難所で過ごすときに必要なものを入れています。

※この記事は『笑う家事には福来る』マキ著(主婦の友社)の内容をWEB掲載のため再編集しています。

※2023年2月7日に配信した記事を再編集しています。

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