吉本新喜劇の座員・小籔千豊が企画・主催する音楽とお笑いのイベント『コヤブソニック』が、今年も9月に開催決定。その発表会見が5月23日、吉本興業の大阪本社(大阪市中央区)でおこなわれた。
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『コヤブソニック』主催の小籔千豊(5月23日・大阪市内)
■ 「本当に心やさしい懐の大きい方々ばかり」
2008年に「音楽と笑いの融合」をコンセプトにスタートして以来、ジャンルを超えたアーティストと芸人が出演し関西のフェスシーンを彩ってきた同イベント。2020年以降は新型コロナウィルスの影響で惜しくも中止となってしまい、昨年に4年ぶりに復活した。
今年はカネコアヤノ、水曜日のカンパネラ、礼賛らアーティストが初参加。そのほかにもスチャダラパー、EGO-WRAPPIN’ら蒼々たる顔ぶれが揃う。芸人も中川家や千鳥、笑い飯、かまいたちらに加え、ヒコロヒ—やヤーレンズら他事務所からの参加者も。
会見冒頭で「こんなイベントなのに毎回(取材に)来て頂いて」と前置きし、「たまにネットニュースにはイラつくことがあるんですが、コヤブソニックの記者会見に来て頂いてるマスコミの方には感謝しております。みなさんがいらっしゃったからここまで続けることができましたし、お客さんを呼ぶことも出来る。みなさんのおかげで、うちの家族はご飯を食べれています。代表してありがとうございます」と感謝の言葉を述べた小籔。
「今年で51になって、こんな調子にのったイベントをいつまでやんのかなという不安もありながらも、やってきているんですけれども。エルフをはじめ芸人のみなさんにも、毎年厚かましくて心苦しくなっております。アーティストの方々にもウィキペディア面を汚す、名誉でもなんでもないフェスに出て頂いて・・・。本当に心やさしい、懐の大きい方々ばかりです」としみじみ。
続けて「『コヤブソニック』という側がめちゃめちゃダサいんで・・・言うならきったない居酒屋」と自虐しつつ、「だけど出演者だけは一流。ネタだけは一流店となんら変わらないものを揃えている、という自信があります」とアピールした。
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コヤブソニックのアンバサダーに任命された、エルフ・はる。今後はSNSでのアピールを約束した
■ 「毎年同じクオリティでやるのがモットー」
今年のおすすめポイントを問われると、「去年と同じです。えげつないアーティスト、えげつない芸人、えげつないフォートナイト配信者の方々に集まって頂いております。去年と比べて良くなった・・・みたいなことを聞かれたりするんですけど、ほな去年出てくれた人が損するんか?って思うんで、僕は毎年同じクオリティでやるっていうのがモットーです」とコメント。
最後に「残りわずかのコヤソニ人生、今年もきっちりみなさんに協力いただきまして、参加してよかったなと思えるように、尽力していきたいと思います」と力を込めた。
『KOYABU SONIC 2024』は、9月14〜16日の3日間、「インテックス大阪」(大阪市住之江区)にて開催。追加の出演アーティストも後日発表される。