ライフサイエンス集積へ 新ファンド設立 盛岡のFVCT、岩手県内地銀3行など

新ファンドと新会社設立を発表したFVCTの小川社長(右)ら関係者

 盛岡市の投資会社FVCTohoku(FVCT、小川淳社長)は、同市や県内地方銀行3行、カガヤ建設(同市)との共同出資で、新ファンド「Tohokuライフサイエンス・インパクト投資事業有限責任組合」を設立した。ベンチャーやスタートアップ企業への投資と育成を進め、同市を中心にものづくりと医療が融合したライフサイエンスの集積を目指す。

 新ファンドはFVCTが無限責任組合員、同市と岩手銀行、北日本銀行、東北銀行、カガヤ建設が有限責任組合員となり、4億2500万を出資して今月15日付で設立した。出資比率は非公表。存続期間は同日から2034年12月31日までの10年7カ月。目標額を20億円として、今年末まで追加出資を募る。

© 岩手日日新聞社