中野(花巻出身)初五輪 自転車トラック

 日本自転車競技連盟は22日、パリ五輪の自転車競技トラック種目代表を発表し、男子短距離で花巻市出身の中野慎詞選手(24)=楽天Kドリームス=が選ばれた。五輪は初代表となる。

 中野は同市石鳥谷町出身で、紫波総合高3年時に出場した2017年の全国高校総合体育大会(南東北インターハイ)1キロタイムトライアル、愛媛国体少年スプリントでともに優勝。早稲田大進学後も20年の全日本学生選手権自転車競技大会と全日本大学対抗選手権自転車競技大会の個人スプリントを制したが、在学中の21年に日本競輪選手養成所に入学。同年12月に早期卒業し、翌22年1月1日にプロデビュー戦勝利を飾った。

 デビュー30連勝を果たすなどプロ競輪選手として活躍する一方、世界大会にも出場し、23年8月の世界選手権男子ケイリンで銅メダルを獲得した。パリ五輪ではチームスプリント、ケイリン、スプリントのいずれかに出場する見込み。

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