遺族の負担軽減へ 長野市が「おくやみコーナー」設置【長野】

家族など身近な人が亡くなった時、行政手続きなどのサポートが受けられる「おくやみコーナー」が長野市に開設されました。

長野市役所の第1庁舎2階に23日から設置された「おくやみコーナー」親族が亡くなった後、遺族が市役所などでしなければならない手続きは、葬祭費の支給申請など最大36種類あります。

そのため、遺族が手続きのために市役所など複数の窓口を回らなければならず、「負担を感じる」という声がありました。
こうした負担を軽減するために開設されたのが「おくやみコーナー」です。

■長野市 市民窓口課・関口八重子 課長補佐
「ご遺族の方は大切な方が亡くなられて深い悲しみの中、多岐にわたる手続きを短期間で行う必要がありまして、お亡くなりになられた方の手続き、どのようなものが必要か洗い出しを行います」

「おくやみコーナー」でできる手続きは、後期高齢者医療保険や固定資産などおよそ20種類。担当職員がマンツーマンで対応します。
手続きをスムーズに進めるため事前予約制をとっていて、記入する申請書には亡くなった人の氏名や住所が既に印字してあります。

■長野市 市民窓口課・関口八重子 課長補佐
「ご遺族の皆様は市役所に限らず色んな手続きを行わなくてなりません。長野市に関わる手続きにつきましては私たちが心を込めてサポートします」

市は「おくやみハンドブック」を配布するなどして必要な手続きに関する詳細な情報を提供しています。

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