緊縛強盗発生で住民に変化も… 警察が防犯指導【長野・松本市】

6日に強盗事件が発生した松本市で、警察が被害があった地区の住民に戸締りなどの防犯指導をしました。

「無施錠の所とか(犯人が)入りますので、家の鍵をしめることを基本として鍵しめが一番の防犯になるので、ぜひよろしくお願いします」

2人組の男が現金などを奪う強盗事件があった松本市保福寺町。警察や地域の住民およそ10人が、地区にある72世帯全てを回り、戸締りなどの防犯指導をしました。

事件は、6日午前2時半すぎ、松本市保福寺町の住宅で発生。住民に男2人が刃物のようなものを突きつけ、「金を出せ」などと脅して体を縛り、現金十数万円を奪って逃走しました。
捜査関係者によりますと、当時、住宅には鍵のかかっていない所があり、無施錠の玄関や窓から侵入した可能性があります。

■記者
「事件の後からは地域住民の防犯意識の変化がありました」

■地域の住民
「強盗が来るとは思っていなかった。びっくりです。車で出かける時は鍵をかけるようになった」

■地域の住民
「戸締りをしている夜も鍵をかけてあるし」

■松本警察署・市川幸誠 生活安全第一課長
「私は被害に遭わないという意識ではなく、被害に遭うかもしれないという意識を持ってもらって防犯意識を高めてもらえればと思う」

似たような強盗事件は、松本市の他、栃木、群馬、福島の4県で発生しています。
警察は窃盗未遂などの疑いで栃木県警に逮捕・送検されたベトナム国籍の男2人が、一連の強盗事件に関与している可能性があるとみて捜査しています。

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