エムバペのパリ五輪 トップ会談で雪解けムードも…レアルは拒否方針変わらず=現地報道

キリアン・エムバペ(ロイター)

スペイン1部レアル・マドリードは、やはりFWキリアン・エムバペ(パリ・サンジェルマン)のパリ五輪出場を拒否する姿勢だという。

今季限りでPSGを退団し、Rマドリード入りが確実視されているエムバペ。パリ五輪出場を巡っては、フランスのマクロン大統領が、出場拒否とされるRマドリードへ出場を要請したと報じられていた。そんな中、21日に国際サッカー連盟(FIFA)の120周年式典がパリで行われ、マクロン大統領とRマドリードのフロレンティーノ・ペレス会長が会談。エムバペの五輪出場へ前向きにとらえる現地メディアもあった。

しかし、スペインのラジオ局「カデナCOPE」の番組「エル・パルテソ」によると、Rマドリード側は、両者の会談で起きたエムバペの〝出場ムード〟の火消しに躍起になっているという。拒否する方針に変わりはなく、欧州選手権の休養を経てRマドリードのプレシーズン活動に参加するとのことだ。五輪は、所属クラブに選手派遣の義務がないため、当然の方針と言えそうだ。

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