東映、「仮面ライダー」違法マスク制作者の逮捕を報告 無断複製・ネットオークション等にて販売の容疑

ニュース「いらすとや」

東映は、同社および石森プロが権利を有する「仮面ライダーシリーズ」の等身大マスクを無断で複製し、インターネットオークションサイト等にて販売していた人物が、2024年5月22日に著作権違反の疑いで築地警察署により逮捕されたことを報告した。

「仮面ライダーシリーズ」は、1971年にテレビ放送が開始された『仮面ライダー』を皮切りに展開する、石ノ森章太郎の原作、東映の制作による特撮TVドラマシリーズだ。当初はストーリー全体の大人びた雰囲気が子ども層に受け入れられず苦戦する日々が続いたが、度重なる偶然により生まれた「変身ポーズ」をきっかけに人気に火が付いた。

それまでのヒーロー像とは一線を画す、悲しみと孤独を背負い戦う人間味あふれる「等身大のヒーロー」として子どものみならず大人からも支持を受け、日本を代表するヒーローとして50年以上にわたり人気を博す。昭和・平成・令和と3つの時代を駆け抜け、2023年9月より仮面ライダー第5作にあたる最新作『仮面ライダーガッチャード』が放送されている。

このたびの東映の報告は、5月23日に築地警察署がプレスリリースした、同シリーズの違法マスク制作者の逮捕の一報を受けてのもの。東映は「このような権利侵害行為に対しては刑事、民事を問わず厳正に対処を行う」としたうえで、今後について「『仮面ライダー』を始めとする当社のすべての権利保護を強化し、ユーザーの皆様に魅力的な作品をお届けできるよう努めてまいります」とした。

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