『バティモン5 望まれざる者』井上三太による応援イラスト公開 入場者プレゼントも決定

5月24日に公開される『バティモン5 望まれざる者』に、漫画家の井上三太より応援イラストが到着した。

本作は、『レ・ミゼラブル』で長編デビューしたフランスの監督ラジ・リが、“排除”と“怒り”の衝突を描いた人間ドラマ。

パリ郊外(=バンリュー)。ここに立ち並ぶいくつもの団地には労働者階級の移民家族たちが多く暮らしているが、このエリアの一画=バティモン5では再開発のために老朽化が進んだ団地の取り壊し計画が進められている。そんな中、前任者の急逝で臨時市長となったピエールは、自身の信念のもと、バティモン5の復興と治安を改善する政策の強行を決意。だがその横暴なやり方に住民たちは猛反発。やがて、これまで移民たちに寄り添い、ケアスタッフとして長年働いていたアビーたちを中心とした住民側と、市長を中心とした行政側が、ある事件をきっかけについに衝突。やがて激しい抗争へと発展していく。

公開された応援イラストは、累計200万部を売り上げた漫画『TOKYO TRIBE』で知られる漫画家の井上が本作をイメージして制作したもの。それぞれの正義感と想いを胸に闘いに挑む“バティモン5”の人々の姿が切り取られている。井上は、「夜明け前のような力強いタッチで街が切り取られているストリートの不満がボイリングポイントに達する時、街が炎に包まれる。この映画で描かれている気配はパリだけじゃなく世界中の都市で起こっている事を描いている」とコメントを寄せた。

あわせて、『戦場のピアニスト』『寝ても覚めても』ほか、数々の映画ポスターのデザインを手掛け、本作の日本版ポスターのデザイナーでもある椚田透によるグラフィティアートポスターも公開。「バンリューの出口なき混沌」をコンセプトに、団地、移民たちの姿が色彩豊かに表現されている。

また、入場者プレゼントとして、5月24日から5月26日にかけて、新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町で、SITEと井上による応援イラストを使用したポストカード(2種)の配布が決定。プレゼントは数量限定で、入場時に先着で配布される。
(文=リアルサウンド編集部)

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