日経平均は486.12円高の39,103.22円で取引終了…エヌビディア決算が示唆する「ハイテク株」の一段高【5月23日の国内株式市場概況】

2024年5月23日(木)の日経平均株価をはじめ、日経平均寄与度の上位と下位銘柄、業種別騰落ランキング、東証プライム市場に上場している個別株式の騰落率ランキングなどをお伝えします。

5月23日の日経平均株価は、終日堅調な展開でした。朝方こそ前日引値近辺をつけたものの、その後は半導体関連銘柄が主導して指数を押し上げ、日経平均株価は後場に39,000円台まで上昇。前日比486.12円高の39,103.22円で取引を終えています。前日の米国で半導体大手のエヌビディアが決算を発表。同社CEOのジェンスン・フアン氏が「新しい産業革命の始まりだ」と発言するなど、AI投資についてますますの盛り上がりが示唆されました。これを受けてハイテク株への期待が高まったとみられ、本日はアドバンテスト〈6857〉や東京エレクトロン〈8035〉、レーザーテック〈6920〉などが指数を押し上げています。日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がりが145銘柄、値下がりが77銘柄、変わらずが3銘柄。

日経平均株価の寄与度上位は、アドバンテスト〈6857〉、ソフトバンクグループ〈9984〉、東京エレクトロン〈8035〉、ファーストリテイリング〈9983〉、レーザーテック〈6920〉となり日経平均を押し上げた一方、寄与度下位は、ネクソン〈3659〉、中外製薬〈4519〉、第一三共〈4568〉、KDDI〈9433〉、大塚ホールディングス〈4578〉となりました。

また、東証プライム市場の売買高は15億6,400万株、売買代金は4兆4,084.50億円となり、前日と比べて増加。

業種別では、電気機器、機械、繊維製品、保険業、精密機器などが上昇した一方、石油・石炭製品、鉱業、非鉄金属、不動産業、その他製品などが下落しました。

東証プライム市場の個別銘柄の値上がり上位は、1位が帝人〈3401〉で+145円(+10.32%)の1,550円、2位がマクロミル〈3978〉で+80円(+10.09%)の873円、3位がYLT〈1773〉で+12円(+9.84%)の134円となりました。

一方、値下がり下位は、1位が極東証券〈8706〉で-124円(-7.69%)の1,488円、2位がUbicomホールディングス〈3937〉で-80円(-6.27%)の1,195円、3位がOrchestra Holdings〈6533〉で-78円(-5.69%)の1,293円で取引を終えました。

なお、年初来高値を更新したのは35銘柄、年初来安値を更新したのは138銘柄でした。

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