キンプリのイベントで「帰宅難民」大量発生…新山口駅では支援物資配布「事務所が弁償すべきでは」運営側に猛批判

King & PrinceのInstagramより

5月22日、「山口きらら博記念公園」(山口県)で「King & Princeとうちあげ花火」と銘打たれたイベントが開催された。

「これはキンプリ(King & Prince)のデビュー5周年イベントの最後を締めくくるライブで、デビューシングル『シンデレラガール』から14thシングル『愛し生きること/MAGIC WORD』までの歴代の代表曲とともに、夜空に打ち上がった花火をファンは堪能しました。4月11日には、千葉のZOZOマリンスタジアムでも行われました」(芸能記者)。

3万枚発売されたチケットはほぼ完売で、「当日来場者は約2万7000人」(イベント関係者)というから大いに盛り上がったことだろう。反面、イベント後は、最終電車に間に合わず駅で一夜を過ごすことを余儀なくされた“帰宅難民”が大量発生したという。

「イベントは18時30分から20時30分におこなわれました。記念公園からの帰宅ルートですが、近郊の方はJR阿知須駅を利用しますが、遠方の方はJR新山口駅まで行って新幹線を利用します。イベント主催者はライブ終了後に記念公園から幹線道路に向かう方法をいくつか案内したり、シャトルバスで観客を新山口駅まで送る段取りをつけたりしていました。ところが記念公演周辺の道路が予想以上に大渋滞してしまい、その結果、最終の新幹線に間に合わなかった1000人ほどのファンが新山口駅で夜を明かしたそうです」(記念公園関係者)

これまでも記念公演では大規模なイベントが催されたが、ここまで周辺の道路が混雑しかとはなかったという。

「おそらくですが今回の大渋滞にはふたつの理由があったと思います。ひとつはKing & Princeのライブということで観客も若年層が多く、心配されたご家族が自家用車で迎えにきたこと。もうひとつはライブを最後の最後まで楽しんだ観客が一斉に会場外に出てしまったことです」(イベント関係者)

イベント告知のサイトには、シャトルバスの乗車には最長で3時間程度かかることや、場合によっては新幹線の予約時間に間に合わないことなどを伝えていたが、「観客からすれば『まさか、最終の新幹線に乗り遅れる事態になるとは』というのが本音でしょう」と前出の記念公園関係者。

新山口駅にとどまることを余儀なくされた乗客に対し、JR西日本は飲料水や軽食を1000個ずつ配布したと報じられている。

Xには、運営側を批判する声も多く聞かれた。

《キンプリのイベで帰宅難民になった人に物資支援をしたのが運営ではなくて無関係の新山口駅なの…。運営は流石に新山口駅にお礼伝えてるよね…?》

《キンプリの帰宅難民の件、ひどいな。もちろん、運営が》

《JRの非常食って災害用だよね?これは事務所が弁償すべきではないんですかね?》

《車で来場してた人も車に乗り込んで1時間〜1.5時間車で1mmも動けず。それも何故動けていないかが全く分からない状況。ファンを喜ばせようと計画をして下さった“花火大会”は素敵だった。でも警備をもっと強化すべきだったかも》

事故がなかったことは何よりなのだが……。

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