3千キロを旅した雄のゾウ、中国吉林省に到着 遺伝的多様性保つ取り組み

3千キロを旅した雄のゾウ、中国吉林省に到着 遺伝的多様性保つ取り組み

20日、長春動植物公園で新しい環境に適応する「希希」。(長春=新華社記者/王帆)

 【新華社長春5月23日】中国吉林省の長春動植物公園に20日午前、ゾウを乗せたトラックが到着した。南西部の重慶動物園から約3千キロの道のりを経て来たのは雄の「希希(シーシー)」。長春で雌の「昴亜(マオヤー)」と新生活を開始した。

 長春市中心部にある動植物公園の敷地面積は72ヘクタール。東北地区初の動植物園で、1938年に建設を開始した。アジアゾウの人工繁殖は国内初の試みであり、遺伝的多様性を保つための重要な取り組みとなっている。(記者/趙丹丹、王帆)

3千キロを旅した雄のゾウ、中国吉林省に到着 遺伝的多様性保つ取り組み

20日、長春動植物公園で「昴亜」を見る子どもたち。(長春=新華社記者/趙丹丹)

3千キロを旅した雄のゾウ、中国吉林省に到着 遺伝的多様性保つ取り組み

14日、「昴亜」と飼育員の張紅軍(ちょう・こうぐん)さん。(長春=新華社記者/王帆)

3千キロを旅した雄のゾウ、中国吉林省に到着 遺伝的多様性保つ取り組み

20日、ゾウの「希希」を乗せたトラック。(長春=新華社記者/王帆)

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20日、「希希」を飼育舎に入れるスタッフ。(長春=新華社記者/王帆)

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