宮城・七ヶ宿町でクマと車が衝突 環境省は捕獲の規制を緩和へ

宮城県七ヶ宿町で4日、道路脇から飛び出してきたクマと車が衝突しました。宮城県でもクマの目撃が相次いでいますが、環境省の有識者会議は住宅地での銃を使ったクマの捕獲について規制を緩和する方向性を了承しました。

4日、七ヶ宿町の国道113号で道路脇から突然クマが飛び出して来ました。車に衝突して衝撃で破片が飛び散りました。クマは無事だったのか、その後森の中へと姿を消しました。

車に乗っていた男性「突然のことだったので最初何かなっていう感じで。当たる瞬間にクマだって思った瞬間にもうぶつかっちゃったんで。エンジン周りがやられていると思うので、エンジンの積み下ろしともなると相当な額になるのではないか」

宮城県によりますと、2024年度はクマの目撃情報が36件寄せられています。全国的にもクマによる被害が深刻化していて、環境省の有識者会議は23日、住宅地での銃を使ったクマの捕獲について規制を緩和する方向性を了承しました。

住宅地にクマが出た場合、銃による捕獲は警察官の指示が原則になっていますが警察官がいない場合でも緊急的・特例的に実施可能とする考えです。

有識者会議は、正式な対応方針を7月上旬に取りまとめる予定です。

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