メルセデスAMG勢が上位にずらり。スパ24時間公式テスト、ゲットスピード2号車が最速マーク

 5月21日から22日にかけて、ベルギーのスパ・フランコルシャン・サーキットで『クラウドストライク・スパ24時間レース』のプロローグが行われ、ジュール・グーノン/ファビアン・シラー/ルカ・ストルツ組2号車メルセデスAMG GT3エボ(M-AMG・チーム・ゲットスピード)が総合トップタイムをマークした。

 ル・マン24時間とデイトナ24時間と並び“世界三大耐久レース”のひとつに数えられるスパ24時間レースは、GTワールドチャレンジ・ヨーロッパとIGTCインターコンチネンタルGTチャレンジ、両シリーズのシーズンハイライトに位置づけられるイベント。2024年は6月最後の週末に開催予定だ。

 これに先立って行われた“プロローグ(公式テスト)”では、初日21日(火)こそ地元ベルギーチームのWRTが走らせる32号車BMW M4 GT3が最速となったものの、翌22日(水)の最終日はメルセデスAMG勢がスピードを発揮。午前中のセッション3は上位7台、午後は6台が上位を占め総合でもトップ5に並んだ。

 その中で総合ベストタイムを刻んだゲットスピードの2号車は、水曜の午前と午後の両セッションでトップタイムをマークする。午前中にグーノンが2分17秒965を記録すると、午後はシラーがタイム短縮に成功し2分17秒405でタイミングモニターの最上位につけた。このタイムは同セッションと総合で2番手となった48号車メルセデスAMG GT3エボ(メルセデスAMG・チーム・マンフィルター)を0.150秒上回っている。

48号車メルセデスAMG GT3エボ(メルセデスAMG・チーム・マンフィルター) 2024スパ24時間プロローグ

 トップ2に続く好タイムも最終日午後のセッション4で記録され、シルバーカップエントリーのウインワード・レーシング57号車が2分17秒739で総合3番手に。トリプルエイトJMRの888号車は2分17秒973というタイムを刻み、プロ・アマカップ最速かつ総合では4番手につけた。

 総合5番手のタイムは、水曜午前のセッション3で2番手につけた60号車メルセデスAMG GT3エボ(2シーズ・モータースポーツ)がマークした2分18秒012で、このタイムがゴールドカップ最速となっている。総合6番手はセッション1最速車となった32号車BMW。タイムはシェルドン・ファン・デル・リンデが記録した2分18秒091だ。

 その後ろにはふたたびメルセデスAMG勢が続きブーツェンVDSの10号車が7番手、ハウプト・レーシング・チームの77号車が8番手に。9番手はケッセル・レーシングの74号車フェラーリ296 GT3、10番手にはアテンプト・レーシングの99号車アウディR8 LMS GT3エボIIが入っている。

57号車メルセデスAMG GT3エボ(ウインワード・レーシング) 2024スパ24時間プロローグ
74号車フェラーリ296 GT3(ケッセル・レーシング) 2024スパ24時間プロローグ
99号車アウディR8 LMS GT3エボII(アテンプト・レーシング) 2024スパ24時間プロローグ
32号車BMW M4 GT3(チームWRT) 2024スパ24時間プロローグ

■クラウドストライク・スパ24時間 プロローグ総合結果・トップ10

Pos. No. Team Car Session Time

1 2 M-AMG・チーム・ゲットスピード メルセデスAMG GT3エボ S4 2’17.405

2 48 メルセデスAMG・チーム・マンフィルター メルセデスAMG GT3エボ S4 2’17.555

3 57 ウインワード・レーシング メルセデスAMG GT3エボ S4 2’17.739

4 888 トリプルエイトJMR メルセデスAMG GT3エボ S4 2’17.973

5 60 2シーズ・モータースポーツ メルセデスAMG GT3エボ S3 2’18.012

6 32 チームWRT BMW M4 GT3 S1 2’18.091

7 10 ブーツェンVDS メルセデスAMG GT3エボ S4 2’18.136

8 77 ハウプト・レーシング・チーム メルセデスAMG GT3エボ S4 2’18.194

9 74 ケッセル・レーシング フェラーリ296 GT3 S4 2’18.204

10 99 アテンプト・レーシング アウディR8 LMS GT3エボII S1 2’18.205

投稿 メルセデスAMG勢が上位にずらり。スパ24時間公式テスト、ゲットスピード2号車が最速マークautosport web に最初に表示されました。

© 株式会社三栄