「マイク時間制限」新潟水俣病2015年の懇談会でも 伊藤環境大臣が認める【新潟】

2015年の「新潟水俣病」の懇談会でも時間制限

水俣病の被害者らとの懇談中に環境省がマイクのスイッチを切った問題をめぐり、伊藤環境大臣は2015年の「新潟水俣病」の懇談会でも時間制限を設け、出席者から抗議を受けたことを認めました。

■司会(環境省)
「申し分かりませんが時間が既に5分オーバーしていておりますので・・・」
■被害者側弁護士
「本当に解決する気があるのか!50年待っている。5分すぎたからと打ち切るのはおかしい!」

こちらは、2015年に新潟市で行われた当時の望月義夫環境大臣と「新潟水俣病」被害者らとの懇談。伊藤環境大臣は、参議院の環境委員会で、このときにも司会が時間調整を行う趣旨の発言をしたことを認めました。団体側から「打ち切るのはおかしい」との声が上がり、追加で被害者の質問を受けていたとしました。

新潟市では、31日に「公式確認59年」の式典と懇談が予定されていますが、伊藤大臣は、国会の会期中を理由に国定政務官を派遣して、自身は改めて「ゆっくりお聞きする機会を持ちたい」などとする考えを示しています。

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