み~んな泥だらけ!マッドフラッグ競技も 青森・十和田市の高校で伝統行事の「全校田植え」

青森県十和田市の高校で、52回目となる「全校田植え」が行われました。

【宣誓 植物科学科3年 大山千以利さん】
「まっしぐらに、ひと植えひと植え心を込めて、最後まで全力で植えることを誓います」

全校生徒およそ570人が参加する三本木農業恵拓高校の伝統行事「全校田植え」。

「まっしぐら」の苗を植える速さと美しさを競うだけではありません。

田んぼの中を全力疾走するあのイベントも…!

23日の十和田市は、風がやや強めに吹くも、青空の下、最高気温が26.7℃と上がり、まずまずの田植え日和。

三本木農業恵拓高校では「全校田植え」が行われました。

【男子生徒】
「植えくさり散らかせ!」

【教師】
「きれいな言葉使って」

【男子生徒】
「はい」

50アールの田んぼ2面を舞台に、学科・学年混合の4チームが田植えの速さや仕上がりの美しさを競います。

【女子生徒】
「植えろ~!」

【男子生徒】
「植えろ~!」

【笛】
「ピーーーー」

スタートからおよそ2時間、全チームが無事に田植えを終了しました。

【女子生徒】
「とってもプリプリでおいしいお米になってほしいと思っています」

【男子生徒】
「泥んこになって努力したので、おいしく育ってほしいです」

田植えの後に開かれたのが、希望者が参加するマッドフラッグフェスティバル。

参加した生徒たちはもちろん…、並走した青森朝日放送のカメラマンも…。

ナイススプラッシュ!

み~んな泥だらけで会場を沸かせます。

注目は、前年の男子優勝者=キング・オブ・マッドフラッグに輝いたラグビー部の3年生細野天吾選手。

【細野天吾選手】
「二連覇できるように頑張ります」

予選を勝ち抜いた各学年の代表者たちと競う男子決勝戦。

フラッグめがけて7人一斉にスタート。

中央の細野選手に両隣の選手も食らいつく。これはっ…。

細野選手が2連覇を達成しました!

【細野天後選手】
「えぇ、まぁ、まぁうれしい。この一言ですね」
「農業高校の楽しさをこれからの子どもたちに教えていきたいし、この高校に入って良かったとまず親に知らせられたらと思います」

植えた稲は、9月下旬から10月上旬に刈り取り、寮の食事に使われるほか、一部は、文化祭やアンテナショップで販売もされるということです。

© 青森朝日放送