去年の15倍以上 激増!SNS型投資詐欺とロマンス詐欺

全国で急増するSNSを悪用した投資詐欺といわゆるロマンス詐欺が、県内でも多発していることが警察のまとめでわかりました。

SNSがきっかけとなる投資などを名目とした「SNS型投資詐欺」と恋愛感情を抱かせて金銭をだまし取る「ロマンス詐欺」について、県警によりますと2024年に入ってから4月末までに県内で確認された件数は、あわせて106件でした。去年の同じ時期に比べて実に15倍以上と急激に増えています。被害総額は約13億3230万円で、オレオレ詐欺や還付金詐欺などといった「特殊詐欺」に比べ1人当たりの平均被害額が大きくなっています。

被害者のうち約6割は65歳未満で、犯人からの最初の接触手段はSNSが約6割ですがあとの4割もインターネットサイトに被害者からアクセスするケースなど、被害者と犯人が直接接触しないことが特徴だといいます。

警察では「ネット上では投資で儲かっていると見せかけたり恋愛感情を抱かせたりするなど、信頼関係を作ってだまし取るため、長期間被害に気付きにくいケースがある。SNSでお金の話が出たら詐欺を疑ってほしい」と呼びかけています。

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