13日は太平洋側を中心に100mmを超える雨に 北日本で季節外れの暑さ 天気と気温のまとめ(5月12日~5月18日)

5月12日~5月18日の天気と気温のまとめです。

■気圧配置の特徴
12日、前線を伴った低気圧が沿海州を東進し、低気圧からのびる寒冷前線が日本海を南東進。別の前線が華南~九州付近へのびた。

13日、前線を伴った低気圧が発達しながらオホーツク海を北東進。低気圧からのびる寒冷前線が北海道~中四国を通過した。

14日、カムチャッカ半島付近から沖縄の南海上にかけて前線がのび、ほとんど停滞。本州付近は、帯状の高気圧に覆われた。

15日、前線が日本の南から日本のはるか東にかけて停滞。

16日、前線が沖縄の南海上~千島の東へかけて長くのびた。前線上の低気圧が東海沖を北東進。

17日、千島近海から日本の南海上にかけて前線が長くのびた。

18日、日本付近は日本の東に中心を持つ高気圧に覆われた。

■降水
12日、低気圧や前線の影響で西日本中心に雨が強まり愛媛県で大雨警報の発表される所があった。

13日、北海道から沖縄にかけて全国的に雨に。静岡県や神奈川県西部の山地では総雨量100mmを超える雨となった。

14日、沖縄は南海上の前線の影響で、広く雨が降った。

15日、前線や低気圧の接近に伴い、関東~四国にかけて太平洋側で雨を観測。伊豆諸島では強い雨となった。

16日、前線上の低気圧の影響で関東や伊豆諸島、東海で午前を中心に雨。東北日本海側や北陸は午後から次第に雨や雷雨となる所が増えた。

17日、日本海側で大気の状態が不安定に。局地的に雷雨となった。

18日、沖縄は梅雨入りを思わせる天気に。前線に向かう湿った空気が流れ込み、先島諸島付近では雨雲が発達。激しい雨となった。

■気温
12日、雨の降った西日本では気温の上りは鈍かった。一方、北海道のオホーツク海側は南風によるフェーン現象が発生。各地で夏日となった。

13日、前日に夏日が続出した北海道のオホーツク海側は、気温が一変。寒暖差が大きかった。

14日、最高気温は、東海や西日本で25℃以上の地点が多くなった。大分県日田市では真夏日一歩手前の29.8℃を観測した。

15日、暖かい空気が流れ込み、各地で気温が上昇。全国で最も上がったのは青森県三戸町三戸で29.2℃を観測。東京都心は4日ぶりの夏日に。

16日、北陸や東北の日本海側はフェーン現象が発生。新潟県小出で30.2℃を観測した。

17日、西日本や東海、関東は朝から青空が広がり、前日よりも気温が上がった。

18日、全国的に気温が上昇。各地で季節外れの暑さとなった。東京都心は今年最高の28.8℃を観測。7月上旬並みの暑さとなった。

■今期間(5月12日~5月18日)の天候のまとめ
平均気温は、暖かい空気が流れ込みやすく、東~北日本を中心に平年より高かった。特に北日本では季節外れの暑さとなり、北海道では平年より5℃以上も高い所があった。一方、西日本は前線や低気圧の影響で雲が多く、平年並みとなった。

降水量は、全国的に低気圧や前線の影響を受け、平年より高い所が多かった。東~西日本にかけては平年の2倍以上の雨となった所があった。北海道は比較的雨の日が少なく、オホーツク海側では平年よりかなり少なかった。

日照時間は、東~西日本中心に平年並みの所が多かった。東海は湿った空気が流れ込みやすく、日差しが乏しかった。一方、九州は平年より多く、九州北部では平年よりかなり多い地点があった。

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