中谷潤人が米国合宿へ出発 初防衛戦へ「強くなることにフォーカスしていく」

羽田空港から米国に出発した中谷

ボクシングのWBC世界バンタム級王者・中谷潤人(M・T)は、さらなる強さを追い求めている。

中谷は23日、恒例となっている米国合宿へ羽田空港から出発した。2月にバンタム級へ転向して以来「普段の体重は増えていないけど、体は大きくなったと言われることが多いので、筋肉はついてきていると思う」と手ごたえを明かした。

合宿期間は、約40日を想定しており「実戦が多いけど、ケガもしないようにとなると大体このぐらいになる。集中力や内容の充実を考えてもフィットしている」。もちろん国内での調整にもぬかりはない。「日本にいる期間でフィジカルトレーニングも、定期的に回数もこなすことができて充実した体づくりはできている」とうなずいた。

次戦は7月20日に、指名挑戦者のWBC同級1位ビンセント・アストロラビオ(27=フィリピン)との対戦が有力視されている。初防衛戦に向けては「勝つということよりも、強くなるということにフォーカスしていく。そうすればおのずと結果は出てくるはず」と力を込めた。

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