豚舎のフェンスや飼料貯蔵タンクが壊される 近くにはクマの足跡 岩手・花巻市

23日午前、岩手県花巻市の畜産農場でフェンスやネットが壊されているのが見つかりました。クマによる被害とみられ、市は付近にわなを設置し警戒を呼びかけています。

花巻警察署によりますと、23日午前10時半ごろ、花巻市横志田の北日本JA畜産花巻肥育農場で、従業員が農場のフェンスと豚の飼料貯蔵タンクの一部が壊されているほか、豚舎のネットに穴が空いているのを発見しました。さらに、付近でクマのような足跡を確認したことから従業員が市に通報しました。

市によりますと、農場では22日午前もクマが豚舎内に侵入し、エサを食べられていたような形跡が残っているのが見つかっていて、市は付近にわなを設置したということです。

農場には豚舎が9棟あり、約4200頭のブタが飼育されていますが被害はないということです。警察は周辺をパトロールするなどして、付近の住民に注意を呼びかけています。

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