広島県全域にカメムシ注意報、2年ぶり 3種が大量発生

 広島県は23日、ナシやブドウなど果樹全般に被害を及ぼすカメムシ3種が大量発生しているとして、2年ぶりに注意報を県全域に出した。

 県農業技術課によると、県内7カ所の調査地点のうち、尾道市瀬戸田町でチャバネアオカメムシの捕殺数が過去9年平均の3・1倍を記録。世羅町ではクサギカメムシの越冬数が過去3年平均で5・4倍となった。同課は「暖冬の影響が大きい。農薬散布や早めの袋掛けなど防除作業を徹底してほしい」としている。

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