『太陽を抱く月』ヨ・ジング、初の悪役で外見も荒々しくイメチェン!「あまり美化しないように…」

5月22日、韓国の新作映画『ハイジャッキング』(原題)の制作報告会が行われ、主演俳優のハ・ジョンウ、ヨ・ジング、ソン・ドンイル、チェ・スビンと、キム・ソンハン監督が出席した。

同作は、1971年に韓国の上空で飛行機がハイジャックされたことで繰り広げられる極限の状況を描く。逃げられない限られた空間が与える緊張感をリアルに届ける。

ヨ・ジングは今回、デビュー以来最も破格の悪役・ヨンデを演じた。

拉致犯のヨンデは江原道・束草(ソクチョ)出身で、韓国戦争の時に北朝鮮の将校になった兄のせいで酷く蔑視されながら母親と2人で暮らしてきた。あげくは濡れ衣まで着せられ服役もした彼は、北朝鮮にいる兄に会いたいという一心で飛行機に乗る。

飛行機をハイジャックする悪役を引き受け、北朝鮮の訛りや荒々しい外見で破格の変身に乗り出したヨ・ジング。

彼は「少し特別だった。以前からやってみたかった役だったが、悪役ということで撮影前から色々とこだわった。容姿も荒いし、時代も1970年代なのでもう少し荒く、これまでにない姿をチャレンジした。ヨンデなりの事情もあるが、あまり美化しないように悩みながら撮影した」と説明した。

ヨ・ジング(写真提供=OSEN)

ハ・ジョンウは後輩のヨ・ジングについて「とてもパワフルだった。男らしく、素敵な俳優に成長したと感じた」と褒め称えた。

『ハイジャッキング』は、6月21日に韓国公開予定。

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