チアゴ・モッタ監督のユベントス行き確実に…ボローニャが今季限りでの退任認める

CL出場権を置き土産にボローニャ去るモッタ監督[写真:Getty Images]

ボローニャは23日、チアゴ・モッタ監督(41)の今シーズン限りでの退任を認めた。

パリ・サンジェルマンU-19チームで監督キャリアをスタートしたモッタ監督は、ジェノア、スペツィアを経て2022年9月にボローニャの新指揮官に就任。就任2年目となった今シーズンは最終節を前に、セリエAでの5位以内を確定させ、中堅ボローニャを1964-65シーズン以来60年ぶりとなる欧州最高峰の舞台へ導いた。

クラブとしては当然のことながら、その偉業を成し遂げた指揮官の全力慰留に努めてきた。しかし、同監督に対してはマッシミリアーノ・アッレグリ前監督の後任として、2年+1年の延長オプションの好条件のオファーを掲示したユベントスとの口頭合意も伝えられていた。

そういったなか、モッタ監督はジョーイ・サプート会長に対して、今季限りでの退任の意向を伝えた。

ボローニャは23日、「今朝、チアゴ・モッタはボローニャとの契約を更新しない意向をクラブに伝えました。クラブはこの決定を受け止め、同監督の並外れた仕事に感謝し、残りのキャリアの幸運を祈っています」と、同監督の今季限りでの退任を認めた。

さらに、サプート会長は「この2年間で私は常に準備が整い、そして勝利のメンタリティを持った監督に出会いました。彼はチームに素晴らしいプレーモデルを与えてくれました。チャンピオンズリーグ出場権獲得という偉業は、彼とすべてのプレーヤーをクラブの歴史に名を残すことになります。私は彼にボローニャに残ってほしかったが、この素晴らしいシーズンを過ごさせてくれた彼と彼のスタッフに感謝するほかなく、彼の今後の幸運を祈るばかりです」と、改めてクラブに大きな成功をもたらした指揮官への感謝の思いを伝えた。

これにより、モッタ監督のユベントス新指揮官就任はほぼ確実となるはずだ。

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