運動会シーズン あっという間に走るのが速くなる“3つのポイント”…コロナ禍での短縮傾向は今年も継続 “弁当持参”で1日がかりは197校中1校のみ

運動会のシーズンが始まります。札幌市では小学生対象の「かけっこ教室」が開催されました。コロナ禍で変わった運動会。2024年はどうなるのでしょうか。札幌市清田区で開かれた「子どもかけっこ教室」。

子どもかけっこ教室

参加した小学生の目標は。「運動会が近くて走りに自信がなかったので、かけっこ教室に参加して速く走りたいと思った」(参加した小学5年生)講師は、北翔大学陸上競技部監督の北風沙織さんです。

北翔大学陸上競技部監督の北風沙織さん

短距離選手として数々の大会で優勝。世界選手権にも出場経験があります。北風さんは、速く走るためのポイントを3つあげました。【ポイント1 太ももを擦るように腕を振る】「腕は小さい前ならえをして、まっすぐに下ろす。そこから前後に振る。親指が自分の太ももの横を擦るようなイメージで振る」(子どもかけっこ教室講師 北風 沙織さん)腕をまっすぐ、太ももの横を擦る感じで振ることで、上半身がぶれずに速く走れるといいます。【ポイント2 脚は7の形に 】「脚を数字の7の形にすることが大事なポイント。走る時は4の形から、7の形になって円を描くようになる。まっすぐな軸で7の形を作って下ろしていく」(北風さん)脚を高く上げなければ、速く走ることはできません。横から見て脚が数字の7になるまで上げます。この時、つま先を下げずに足の裏が地面と平行になるようにしましょう。

脚は7の形に

【ポイント3 脚の切り替えは空中で 】左右の脚をスムーズに入れ替えることが速さにつながります。「空中でうまくリズムをとりながら脚を切り替える」(北風さん)着地してから脚を入れ替えるのではなく、空中で素早く行うことが重要です。このコツを身につけるために、有効なトレーニング方法がスキップをしながらの鬼ごっこ。無意識のうちに空中で足を入れ替えることができるようになります。

スキップをしながらの鬼ごっこが有効

約1時間の講義で子どもたちは。「まあまあ、走れるようになった」(参加した小学2年生)「前の走り方よりずっと速くなっていた。参加して良かった」(参加した小学5年生)運動会はコロナ禍で短縮の動きが広がりました。2024年は以前のように戻るのでしょうか。札幌市立小学校197校のうち、各自が弁当を用意し1日通して運動会を行うのはわずか1校のみです。あとは半日で終わったり、平日に開催し給食を食べたりして対応します。とはいえ、一生懸命競技を行う子どもたちに声援を送る風景は変わりません。快適に応援できる便利グッズを探しました。「普通のレジャーシートと違って中綿が入っているのでクッション性がある。ボタンがサイドについていて縁が立ち上がるので、石などが入らない」(秀岳荘白石店 中尾 樹璃さん)

快適に応援できる便利グッズ

アウトドア専門店ならではの快適なシートです。また、熱中症対策に用意したいのがクーラーボックスです。「たたんでいる状態からボックス状になって、クーラーボックスとして使える」(中尾さん)使わない時は折りたたむことができる、ソフトタイプのものが人気です。いよいよ始まる運動会シーズン。存分に楽しみましょう。

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