「千厩華代さん」全国3位 福よせ雛うちが一番選手権 一関

第3回福よせ雛うちが一番選手権で3位に輝いた作品「千厩華代さん」。一関市千厩町からの参加で3年連続全国上位入賞を果たした

 飾られなくなったひな人形をユニークな姿にアレンジする「福よせ雛(ひな)」の人気を競う第3回福よせ雛うちが一番選手権で、一関市千厩町から参加した「千厩華代(はなよ)さん」が61票を獲得し、3位に輝いた。出品した岩手せんまや福よせ雛プロジェクト実行委員会の昆野洋子会長は「3年連続の上位入賞を誇りに思う」と喜びを語った。

 福よせ雛プロジェクトでは、今年1~4月に全国の32会場で作品を展示。今回の選手権は2月1日~4月15日、インターネットを通じた総選挙イベント・人気投票コンテストツール「一決」で投票を受け付け、全国から計720票が寄せられた。今月下旬に投票総数などが発表された。

 千厩華代さんは、これまでの作品と同様に消防団員が題材で、まといを振る女性団員を三人官女に見立てて表現。地元での第17回せんまやひなまつりの会場で展示され、人気を集めた。選手権で千厩の作品は第1回に2位、第2回には1位を獲得している。

 昆野会長は「数ある中から選ばれた。熱意と思いがこもった福よせ雛だった。これからも愛されるせんまやひなまつりにしていきたい」と話した。

 今回の1位は兵庫県丹波市佐治の作品(228票)、2位は滋賀県東近江市大凧会館市の作品(86票)だった。

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