エルヴィス・プレスリー愛用の聖書がオークションに出品

エルヴィス・プレスリーが個人的に使っていた聖書がオークションに出品された。寝室のテーブルに常備してあったという同アイテムは1977年のエルヴィスの死後、従姉妹のパッツィー・プレスリーが、エルヴィスの父親と共に故人の持ち物の整理をしていた際に発見したものだという。

現在、GWSオークションズでは3万ドル(約470万円)の入札が入っている状況でライブオークションが25日(土)開催予定となっている。

同アイテムの表紙には「Elvis Aaron Presley」とエルヴィスのフルネームが金の型押しで入っており、説明書きには「キングが共感したと見られる頁や文に印や下線が引かれています」と記載、その中の一つ、ヨブ記の第31章24節から26節にはこうある。「私がもし金をわが望みとし、精金をわが頼みと言ったことがあるなら、私がもしわが富の大いなる事と、私の手に多くの物を獲えた事を喜んだことがあるなら、私がもし日の輝くのを見、または月の照りわたって動くのを見た時」

一方、同アイテムに付属されるパッツィー直筆の手紙にはこう綴られている。「エルヴィスが亡くなってすぐに、私は伯父のヴァーノン(エルヴィスの父親)とグレイスランドにあるエルヴィスの寝室に行き、彼の多くの私物をまとめることとなりました。この聖書はエルヴィスがナイトテーブルに置いていたもの3冊のうちの1冊です。私物をまとめた後、伯父のヴァーノンは私に安全管理を任せ、結局それを私にくれることとなりました」

信心深いことでも知られていたエルヴィス、日常的に聖書を読み、コンサート前には祈りを口にしていたという。

今回のオークションでは他にもエルヴィスゆかりのアイテムが出品、特注のレザーとミンクのコート、軍服、エルヴィスが従兄弟のビル・マンにヘアスタイリングをしてくれたお礼としてプレゼントしたギター、1959年にドイツでエルヴィスが使用したガーデンチェアなどがラインナップされている。

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