ザ・ヴァンパイアズ・ワイフ、今月内にブランドを終了

ザ・ヴァンパイアズ・ワイフが今月内にブランドを終了する。キャサリン妃も着用したことで知られるゴシック調の同高級ファッション・ブランドは、歌手のニック・ケイヴの妻で元モデルのスージー・ケイヴがオーナーを務めているが、卸売市場の問題や、税金をめぐる英国の歳入税関庁との争いなど、財政難で大きな打撃を受けていた。

今月24日(金)から26日(日)まで、ロンドンのメイフェアにあるザ・ミュージック・ルームにて最後の販売が行われる。

スージーはソーシャルメディアにこう綴っている。「10年間、ザ・ヴァンパイアズ・ワイフのクリエイティブ・ディレクターを務め、お別れの時が来ました。とても悲しい気持ちですが、支えてくれた皆さんに感謝の気持ちを伝えたいと思います」

また、同ブランドはこう声明を出している。「好成長と売上が続いていたにもかかわらず、卸売市場の混乱はブランドに劇的な影響を及ぼしました。従って、ザ・ヴァンパイアズ・ワイフは、残念ながら、即刻取引を停止する決定を下したことを発表いたします」

音楽界の大物ジミー・アイオヴィンや妻でスーパーモデル兼起業家のリバティー・ロスらが同ブランドに出資していた。

以前キャサリン妃は、夫のウィリアム皇太子との初の公式肖像画で、同ブランドの特徴的なミッドレングスの「ファルコネッティ」ドレスを着用し、話題を呼んでいた。

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