25日から全国最大級「鹿沼さつき祭り」 審査会に全国から200点 最高賞には千葉の山口さん

セリ場に並ぶサツキ

 【鹿沼】全国最大級のサツキの祭典「鹿沼さつき祭り」(25日~6月3日)を間近に控えた23日、会場となる市花木センターで、会場に展示されるサツキの審査会が行われた。今年は約200点の出品があった。

 全国400人を超えるサツキ愛好家でつくる「鹿沼さつき会」の理事ら15人が審査した。セリ場に色や形、大きさの異なるサツキが並ぶ中、審査員たちは半日かけて樹勢や樹形、鉢合わせなどを評価。最高賞の内閣総理大臣賞には千葉県市原市、山口義昭(やまぐちよしあき)さんの「白琳(はくりん)」が選ばれた。

 祭りでは出品作品全てを公開。市がローマ法王庁大使館に贈ったものや、米国、ドイツなど海外の愛好家が育てたサツキも楽しめる。25日、6月1日は午前10時から恒例のサツキの苗木配布を行う。30日には「高校生さつきアレンジメントコンテスト」を初めて開催する。

 同会の駒場勝(こまばまさる)理事長(69)は「陽気が続き、管理には苦労も多々あったはずだが、ハイレベルな作品ばかり。ぜひ見に来てほしい」と話した。祭りは午前9時~午後5時。(問)同センター0289.76.2310。

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