南野拓実 パリ五輪OA候補入りへクラブ事情後押しか モナコGMは選手派遣許可の方針

南野拓実

フランス1部モナコの日本代表MF南野拓実(29)が、パリ五輪のオーバーエージ(OA)候補に浮上する可能性が出てきた。

U―23アジアカップで優勝してパリ五輪出場を決めたU―23日本代表は、本番でOAを使うのか、そして利用するのであれば、どの選手を選ぶのか注目されている。現状では、センターバックとセンターFWが補強ポジションとされ、DF谷口彰悟(アルラヤン)、DF町田浩樹(サンジロワーズ)、FW上田綺世(フェイエノールト)らが候補とみられる。

五輪はクラブに選手派遣の義務はなく、思い通りの選考ができないのが常。そんな中、モナコのチアゴ・スクーロGMは、フランス紙「レキップ」のインタビューで、五輪の選手派遣について「招集されている選手、行きたい選手は許可する予定だ」と語った。やはり地元開催の五輪とあって寛容な姿勢のようだが、南米選手や欧州選手権との掛け持ちは、許可しないとした。

となれば、南野に招集されても派遣が許される可能性はある。モナコ2年目の今季は実力を発揮し、同紙が選ぶベストイレブン入り。それだけに、ネット上には「パリ五輪のOA&主将は南野で決まりでしょ」「パリ五輪のOA、南野拓実、伊東純也、中村敬斗のリーグ1トリオ呼べばよくないか」といった声も上がっている。

現状ではOAの〝本命〟ではない南野だが、クラブ事情が有力候補入りの後押しとなるかもしれない。

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