【巨人】阿部監督が交流戦で新助っ人・ヘルナンデス投入を決断 体調不良の菅野もカムバック

新外国人のエリエ・ヘルナンデス

貧打にあえぐ阿部巨人の救世主となるか。引き分けを挟み4連敗中の巨人・阿部慎之助監督(45)は28日から始まる強打のパ・リーグ相手の交流戦に向けて早速、新助っ人投入を決めた。

待ち受ける最初の相手はパ首位のソフトバンク。阿部監督は21日の一軍練習に呼んだ新外国人、エリエ・ヘルナンデス外野手(29=前レンジャース傘下3A)について「思ったより動けていたのでホークス戦から呼ぶと思います」と断言した。

鷹打線は21、22日の楽天との2連戦で大爆発。初戦21点、2戦目12点と合計33得点を挙げた。一方、重度の得点力不足にあえぐ巨人打線はここまで5月は17戦でわずか40得点。1試合平均2・35しか得点できていない。

投手陣が踏ん張っているとはいえ限界がある。ドミニカ共和国出身のヘルナンデスは昨季3A最多の165安打をマーク。今季ここまで国産打線で臨んできた阿部巨人の火力不足を新助っ人が補い、打線の起爆剤となることが期待されている。

さらに朗報がある。交流戦前最後の3連戦は敵地甲子園でセ首位の阪神と激突。ここに体調不良で抹消中の菅野が戻ってくる。阿部監督は「間に合った? そうですね。1イニングでも長く…勝ってほしいですね」と26日の3戦目登板にゴーサイン。菅野も「3番だったけど、1番に戻ってから近本が機能し始めているので、そこら辺の出塁を許さなければ」と虎退治に腕をぶした。

指揮官は「欲を出して、貯金を作って(交流戦に)いこう」とこれまでの勝率5割での交流戦突入から目標を上方修正し、意気込んでいる。

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