エンセン逮捕を青木真也があきれ気味に斬る「ニュースっていうより〝時報〟だよ」

エンセン逮捕について冷ややかに語った青木

反応は〝冷ややか〟だ。格闘家の「エンセン井上」ことイノウエ・エンセン・ショウジ容疑者(57)が、麻薬および向精神薬取締法(輸入)違反で埼玉県警組織犯罪対策一課と久喜警察署に逮捕された。同容疑者とその妻は4月に米国からサイロシビンなどを含有したチョコレートバーを自宅に発送し、麻薬を輸入した疑いが持たれている。封筒にチョコレートバー6本などが入っていて、そのうち1本から麻薬成分が検出されたという。

総合格闘家の〝バカサバイバー〟こと青木真也(41)は「この話を聞いて、関係者もファンも誰一人として驚かなかったんじゃないですかね?」と声をしゃがれさせる。世界最高峰の「UFC」や日本の「PRIDE」に上がった井上容疑者は、2008年10月にも大麻取締法違反で現行犯逮捕され懲役10か月、執行猶予3年の判決を言い渡された。2度目の逮捕とあって「鈴川真一みたいなもんだろ。ニュースっていうより〝時報〟だよ」とあきれながらメガネを光らせる。

その上で「それはそれとして、これをドーピングと同列にするのはダメだ。ドーピングはあくまでも競技のルール違反で、今回は社会のルール違反だから。競技うんぬんの前に社会のルールを守らないと。って、そんなの当たり前なんだけどね」とため息。最後に「この間(4月)のRIZINで和田良覚(レフェリー)がいたから、後ろから頭を叩こうとしたらエンセンだったから慌ててやめたんだ。あの時そのまま叩いていたら、俺は無事ではすまなかっただろう…」と意味不明なことを口走ると、一方的に通話を打ち切るのだった。

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