【RIZIN】堀口恭司にはカレーもシチューもハヤシも同じ食べ物「違い? 分かるわけないでしょ、ガハハハ」

リモートでインタビューに応じた堀口恭司

格闘技イベント「RIZIN.47」(6月9日、東京・国立代々木競技場第一体育館)で、前ベラトール世界バンタム級王者のセルジオ・ぺティス(30=米国)とのリベンジ戦に臨む〝史上最強のメード・イン・ジャパン〟こと堀口恭司(33)が、驚異的な〝鈍感力〟を披露した。

ぺティスとは2021年12月に対戦。試合は序盤から堀口が有利に進めたものの、4ラウンドに苦し紛れとも言える相手の左バックブローをもろに受けて逆転負けを喫した。悔いの残る一戦の再戦となるが、堀口は「基本的にはやられた選手には全員やり返したいです。前回負けているのでぶっ飛ばそうというのはある」と力を込めた。

22年大みそかからフライ級に階級を下げ、同級でRIZINのベルトも巻いている。それでも、このリベンジのために一戦限定でのバンタム級復帰を決断した。「最初フライでできないか交渉してもらったんですけど、相手が『できない』みたいな感じで『しょうがない、上げるしかないか』という感じですね。この機会を逃すとやり返す機会がなくなるんで、しょうがないなっていう感じですね」と説明した。

一度下げた体を戻すための取り組みは「たくさん食べるくらいですね」とシンプル。昨年の大みそか決戦で勝利した後、プロポーズして結婚した元RIZINガールの川村那月(なつき)に食事をつくってもらっていることを明かし「カレーをつくってもらったりしています。疲れている時は液体になっているのが食べやすいので、そういうのをつくってもらってますね。今までほとんど外食だったんですけど、今はつくってもらっています。帰ってきて、つくってもらった方が時間短縮になるし、栄養バランスもいいしで、コンディション的にはいいんじゃないですか」と感謝を口にする。

だがこの後、話題は大きく脱線。「夫人のどんなカレーが好みか」と問われると「味しかないでしょ。普通のビーフカレーですよ」としつつ「ていうか自分、ビーフシチューとカレーの違いが分からないんですよね。ビーフだから同じなんで」と衝撃の告白。さらに「ハヤシライスとカレーの区別はつくか」と追及されると「分からないです。そんなの言われないと分からないでしょ! 鈍感力? というか気にしていないです。見た目がカレーだからカレーとして食べているってことです。あんなの分かるわけないでしょ、ガハハハ」と高笑いした。この豪快な思考こそが、最強の男を支えるものなのかもしれない…。

この試合後は世界最高峰の米総合格闘技イベント「UFC」参戦を目指すことになる。すでに所属ジム「アメリカン・トップ・チーム」のオーナーら関係者が、UFCと交渉中だとして「今回がRIZINでひと区切りの試合? そうですね。そういう感じになるのかなと思います」とうなずいた。最後に、ド派手なKOでリベンジを飾ることができるか。

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