ケニア大統領、ホワイトハウス訪問 サハラ以南で初の米同盟国に

Andrea Shalal Jarrett Renshaw

[23日 ロイター] - バイデン米大統領は23日、国賓としてケニアのルト大統領をホワイトハウスに迎え、安全保障や債務問題を巡る新時代の協力を約束した。

ルト氏のホワイトハウス訪問は2008年以来となる。

バイデン氏はルト氏に対し「われわれは遠く離れていても、同じ民主主義の価値観で結ばれている」と述べた。ルト氏も、バイデン氏はアフリカ諸国にとって「強く献身的な友人」と応じた。

ホワイトハウスはケニアを、サハラ以南のアフリカ諸国で初めて北大西洋条約機構(NATO)以外の主要同盟国に指定する方針を明らかにした。現在、その指定を受けているのはカタール、イスラエル、ほか16カ国のみ。

アフリカ大陸の政治情勢は、過去1年間に相次ぐ軍事クーデターや戦争などで一変し、中国とロシアの影響力が強まっている。米政府は、民主主義国家であるケニアとの関係強化がアフリカ大陸の安定と米国の利益の促進につながることを期待している。

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