松田聖子 沙也加さん急逝後に復活した元夫・神田正輝との交流…体調を気遣い「送った差し入れ」

「うま味がギュウっと詰まってる」

5月11日放送の『朝だ!生です旅サラダ』(朝日放送・テレビ朝日系)で、宮崎牛を頬張りながら得意のダジャレを飛ばした神田正輝(73)。昨年春ごろから激やせぶりが報じられていた神田は、昨年11月18日放送回から“体のメンテナンスのため”同番組を9週連続で欠席していたが、1月27日放送回で復帰。その後は以前と変わらぬトーク術で番組を盛り上げ、視聴者を安心させていた。

4月27日の放送中には、神田のコメントが視聴者をザワつかせる一コマも。

「リポーターの矢吹奈子さんが福岡県久留米市をロケで案内していた際、神田さんが唐突に、『昔の奥さん、久留米……』とつぶやいたのです。離婚から27年もたっていますし、まさかテレビで神田さんの口から聖子さんに関する発言が飛び出すとは、ビックリでしたね」(芸能関係者)

’85年、映画での共演をきっかけに結婚した神田と松田聖子(62)。当時は“聖輝の結婚”と騒がれたが、’97年1月に離婚を発表した。そんな2人が再会したのは、愛娘・神田沙也加さん(享年35)が逝去した’21年12月のこと。

「沙也加さんが亡くなり、荼毘に付された北海道札幌市の斎場で2人は並んで会見を行ったのです。当初は元夫婦がそろって報道陣の前に姿を見せるとは思われていなかったので、とても驚きました」(前出・芸能関係者)

これをきっかけに、その後、元夫婦間での交流が生まれたという。デビュー当時から聖子を知るカメラマンのYAHIMONときはるさんはこう明かす。

「お互い深い悲しみに暮れていたことで、お2人の距離が再び縮まったのです。また、当時の神田さんの食生活が乱れがちだったことを聖子さんは心配していました。そのため、聖子さんがスタッフを通じて神田さんに食べ物を届けるようになったと聞いています」

手料理のこともあれば、デパ地下の総菜のケースもあったそうだ。

「聖子さんは自宅近くの老舗デパートを数十年にわたりひいきにしていて、コンサートのMCで『買い物は絶対ここ!』と公言するほど。常に注目を集める聖子さんにとって、デパ地下での買い物はリフレッシュできる貴重な時間の一つだそうです」(前出・芸能関係者)

そして、昨年に神田の激やせが報じられると、聖子からの差し入れの回数が増えたという。体調を気遣う聖子がよく差し入れしていたのは、自身にとっての“思い出の味”であるようだ。聖子の知人が語る。

「聖子さんは料理好きなのですが、キッチンに立つときは煮物を作ることが多く、それを神田さんに差し入れすることもあるようです」

以前に情報番組に出演した際、手料理について話が及ぶと、聖子は次のように明かしていた。

《煮物とか作るのが好きです。筑前煮とか。私たちは“がめ煮”って言うんですけど、家庭料理を作るのも好きです》(『めざましテレビ』(フジテレビ系)’16年6月9日放送)

がめ煮は福岡県の郷土料理。正月やお祭り、結婚式などお祝い事に際しよく作られるメニューだ。

「聖子さんが同居している母・一子さんは、料理がとても上手。聖子さんは地元・久留米の料理の味付けなどを、一子さんから細かく教わったと聞いています」(前出・知人)

神田の順調な回復ぶりの陰には、元妻から届けられる食事のサポートがあったようだ。

「2人が直接連絡を取ることはないそうですが、差し入れをもらったときは、神田さんが一子さんへ電話でお礼を伝えているそうです」(前出・YAHIMONさん)

テレビでの「昔の奥さん、久留米……」発言も、がめ煮の差し入れが想起させたものなのだろうか。

「ほかに、お手製のアップルパイやローストビーフを差し入れすることもあるとか。しっとり焼いたアップルパイは、昔から神田さんのお気に入りだったそうです」(前出・知人)

この知人によれば、聖子の現在の夫・Aさんも差し入れのことについては了承しており、神田を応援しているという。5月上旬、本誌は元夫婦間の交流について話を聞くため、仕事へ向かう神田を直撃した。

「『女性自身』です。先日の『旅サラダ』でのーー」と声をかけると神田は、

「取材は受けないことになっているんです。ごめんなさいね」

と、記者の声を遮った。それでも、顔色もよく、しっかりとした足取りで、体調面での不安は感じさせなかったーー。

すっかり元気を取り戻した神田。『旅サラダ』での軽快なトークの中で、また元妻に関するコメントが飛び出すかもしれない。

© 株式会社光文社